| --吉田 雅英・過去のコラム----------- |
| ■弥生三月 ■2005年の年頭にあたり〜ファイターズの情報番組を通じて ■UHB初のナイター二元生中継を終えて ■二重表現に気をつけましょう ■シービスケットを見てきました。 ■2004年を迎えて・・・ ■弥生三月 球春という言葉があります。春の訪れと共に野球のシーズンインを告げる言葉として古くから使われています。季節は弥生3月。まさしく春の訪れと共にプロ野球はオープン戦が行われている最中です。 わがファイターズはオープン戦前半、黒星が多いようですが、あくまで本番はまだ先なのでそれほど心配は、無いと思っております。 野球と共にもうひとつこの時期忘れてはならないのは、3月20日から東京代々木体育館で始まる春の高校バレー全国大会です。北海道からは、とわの森三愛高校、札幌大谷高校、旭川東高校、旭川実業高校の4校が代表校として出場します。連日熱戦の模様はuhbテレビで放送されますのでどうぞご声援下さい。私は、今年も北海道の代表校のゲームを中継するために東京まで行って参ります。 入社以来ずっとこの時期春高の中継で東京に出張に行く私ですが毎年心配事が一つあります。それは、何を隠そう私、花粉症なのです。 しかし、もう10年以上もこの時期東京に行っているので花粉症対策は万全です。マスクと飲み薬、ティッシュは必需品です。またうがい薬も持参するという念の入れようです。それでも、毎日、薬を飲んでいると時々眠くなってしまうことがあります。正直、睡魔と闘いながらゲームの実況をしているといった時もありました。 高校生たちの元気でひたむきなプレーに助けられながら何とかこれまで試合中眠らずにきています。春高バレーの中継をご覧になる皆さんもぜひTVの前で大きな声で応援をしていただき私の睡魔を振り払ってください。
■2005年の年頭にあたり〜ファイターズの情報番組を通じて 今年は北海道日本ハムファイターズが移転2年目を迎えます。 昨年はリーグ3位に入ってパリーグのプレーオフに進出したファイターズですが、残念ながら西武ライオンズに1勝2敗で敗れ優勝の夢は消えました。その西武がダイエーを破り、日本シリーズでは中日に勝って日本一に輝いたので、ファイターズファンの悔しさは尋常ではありません。でもそれがチームの現在の実力なのかなと納得もするのですがやはり悔しさには変わりありません。 ファイターズファンの私としては、今年は、ファイターズの情報番組を通じて視聴者の皆さんと共にファイターズを盛り上げて行きたいという気持ちでいっぱいです。とかく2年目のジンクスという言葉があるように、最初の年に順調だと2年目は何かと落とし穴が待ち受けているものです。昨年のファイターズ人気を今年も継続していくことができるのかどうかが重要です。熱しやすく冷めやすいといわれる道民気質もちょっと心配です。 UHBでは2月からファイターズの情報満載の深夜番組を放送する予定ですが(タイトル等は未定)、この番組を通じてファイターズの盛り上がりをさらに高めていこうとさまざまな試みをしていきたいと思っています。昨年大きく揺れたプロ野球界ですが今年はその真価が問われる年でもあると思います。仙台に楽天という新チームが誕生しソフトバンクがダイエーホークスを買収し、パリーグの注目度は今年さらに高まることは間違いありません。そんな流れの中、我がファイターズは大切な移転2年目を迎えるわけです。仙台の新チームからは、移転チームの先輩として注目されるでしょう。 ファンサービスもさらに充実してくれなくては、娯楽が氾濫しているこのご時世ですから、プロ野球もファンからそっぽを向かれかねません。勿論、チームとしては、強くなって優勝するのがベストですが、ただ強くなるだけではファンは納得しないのではないでしょうか。やはりファンサービスファーストの精神でファンを楽しませてくれなければいけないと思います。私たちメディアの使命としては、ファンの皆さんと選手、チームを繋ぐ架け橋としての役割を期待されているのかなと思います。多くのファイターズの情報を提供しファンの声が選手やチームに届き、ファイターズ人気がさらに加速するような番組になれば最高だと思っています。その上で今年ファイターズが優勝ということになればもう何も言うことはありません。 皆さんも是非、力をお貸しください。 ←吉田コラムインデックスに戻る ■UHB初のナイター二元生中継を終えて ちょっと大袈裟かもしれませんが、2004年7月20日(火)は、私のアナウンサー人生にとって記念すべき一日となりました。 札幌ドームで行われたパシフィックリーグ『北海道日本ハムファイターズ対西武ライオンズ戦』。これまで20年間、主に競馬中継やバレー中継等のスポーツ実況を担当してきましたが、この日が生涯初のプロ野球実況担当の日でした。 今まで少年野球や高校野球の実況は担当したことはあるものの初めてのプロ野球の実況ということで私自身かなりのプレッシャーを抱えての本番ということになりました。 しかも今回は、札幌ドームの他にナゴヤドームで行われる中日対巨人の試合も併せて放送するという『二元生中継』で、UHBとしても初の試みでした。札幌ドームの試合を放送しつつ、横目でナゴヤドームの試合も常にモニターしなくてはならないという、まさに『聖徳太子的な実況中継』。 中継当日が近づくにつれて、なかなか追いつかない資料整理に苛立ちやあせりが募り、『本番当日はいったいどうなってしまうのだろう?』という不安感が付きまとってきました。そこで、最後は私、特有の『いい加減精神』を発揮して『もう、どうにでもなれ・・・。』と開き直り、中継に際して、私なりのスタンスを決めることにしました。 そのスタンスとは、『とにかく野球少年の心を持った野球好きオヤジに徹しよう』というものです。 私の世代は子供の頃、誰もが一度は野球に親しんだことがあり、巨人の長嶋、王に憧れた世代です。野球好きのオヤジだったら『セ・パ両リーグの2試合を同時に見ることができるなんて、なんと幸せなことだろう・・・』という気持ちになるのでは?と思ったのです。 しかも解説は、阪急、オリックス、阪神で活躍された北海道出身の大投手、元プロ野球選手の星野伸之さんです。子供の頃憧れだったプロ野球の選手を経験された星野さんに直接話を聞くことができるなんて野球好きオヤジだったらこの上ない至福のひと時ではないだろうか?そう考えたら不思議に不安感はいつしか消え去り何かワクワクしてきて逆に中継が楽しみになってきました。 幸い、中継当日は紆余曲折があったものの概ね順調に進行しました。 試合もファイターズが前日に続き西武に連勝。試合のテンポもよく何と札幌ドームの試合終了からヒーローインタビューまで放送時間内にお伝えすることができました。(ナゴヤドームは、残念ながら試合途中で終了しましたがローズや二岡のホームランシーン等、動きのある場面をうまく中継に入れることができました。) 解説の星野さんも私の拙い実況にうまく話を合わせてくださり何とか放送を終えることができました。当日の二元中継に関してUHBの視聴者センターには、100件を超えるご意見が寄せられました。『二画面が見づらい。』『どっちの試合を中継するのかはっきりして欲しい』『北海道は、巨人ファンが多いのだからもう少し配慮してほしい』等 貴重なご意見をたくさんいただきました。 しかし、『日本ハムの中継はいらない』といったご意見は意外に少なく、逆に『いつもナイターは巨人戦が中心なのだからこんな時くらい日本ハムの試合をもっと見せて欲しい』といったものも多数寄せられました。 厳しいご意見ももちろんいただいたのですが、何より視聴者の方からこれほど多数のご意見があったということは、プロ野球の人気は、まだまだ衰えてはいないということの証明ではないでしょうか。球界をとりまく状況は、いろいろと厳しい昨今ですが、何より北海道から野球熱が盛り上がって球界全体に波及していくことを願っている次第です。 ←吉田コラムインデックスに戻る ■二重表現に気をつけましょう 先日、フジテレビ系列のアナウンス用語統一部会総会に出席してきました。 アナウンス用語統一部会というのは、放送で使用する用語を系列のテレビ局の間で統一することを目的に設立された部会です。例えば『保健所』という読み方は『ホケンジョ』と読むのか『ホケンショ』と読むのか、どちらかに統一しましょう、ということを話し合ったり、そのような用語を掲載する『用語ハンドブック』という本も定期的に作成したりしています。 この用語ハンドブックには、様々な用語が掲載されていますが、その中に『誤りやすい重複語句』という項目があります。重複語句というのは、いわゆる二重表現です。『頭痛が痛い』など、同じ意味を重複して使ってしまう語句のことです。 用語ハンドブックに掲載されている語句を一部ご紹介しましょう。 『あとで後悔する』『一番最後』『一番最初』『今の現状』『後ろから羽交い絞め』『後ろへバック』『およそ一時間ほど』『第一日目』『まだ未定』『思いがけないハプニング』『募金を募る』『余分なぜい肉』『かねてから』『古来から』『離発着』 このような語句は、すべて重複語句ですので日本語としては、間違いです。 皆さんも普段何気なく使っているのではないでしょうか?ご注意ください。それにしても日本語って本当に難しいですね。 ←吉田コラムインデックスに戻る ■シービスケットを見てきました。 先日、映画「シービスケット」を見てきました。この、作品は、全米で436万部を超えるベストセラーとなったノンフィクション「シービスケット〜あるアメリカ競走馬の伝説」が映画化されたものです。 原作の著者、ローラ・ヒレンブランドさんは、女性競馬ライターとして新聞や雑誌の仕事を続けながら、実に4年以上を「シービスケット」のリサーチと出筆に費やしてきたそうです。アメリカの作品でありながら、先日、日本のJRAが主催する馬事文化賞が贈られました。海外の個人に対してこの賞が贈られるのは、賞の創設以来初めてのことだそうです。ヒレンブランドさんは、『時代、場所を離れた日本でも評価されたことを光栄に思います。』と表彰式でメッセージを寄せています。 物語の舞台は、1930年代のアメリカ。心に深い傷をもつ3人の男と一頭のサラブレッド(シービスケット)が出逢い次々と奇跡の快進撃を続けていくという勇気と感動のストーリーです。 作品の面白さもさることながら、私がとくに感動したのは、迫力あるレースシーンと全米の現役トップジョッキーであるゲイリー・スティーヴンスが俳優顔負けの名演技を披露しているところです。ゲイリー・スティーヴンスといえば、ゴールデンフェザントという馬でジャパンカップに優勝するなど日本の競馬ファンにもおなじみのジョッキーで、現在もアメリカを中心に活躍を続けています。そんな彼がこの作品の中では、レースでの騎乗シーンはもちろんのこと、台詞なども本当の俳優としか思えないほど見事な存在感を見せてくれています。日本の武豊騎手でさえもあれほどの演技はできないのではないでしょうか?また、レースデザイナーとして元騎手のクリス・マッキャロン(この人も現役時代、数々の栄光を手にしています。)が加わり息を呑むレースシーンの数々を手がけています。そして、自らも、シービスケットのマッチレースのシーンでは、ライバルのウォーアドミラルに騎乗するジョッキー役で出演しています。 まさに私にとっては、応えられない至福の時を味わいました。また、主演のトビー・マグワイアもジョッキーという役作りのために、何と、10kgの減量と厳しい乗馬訓練をして撮影に臨んだということで、その姿は、『正真正銘、本物のジョッキーのようだった』とゲイリー・スティーヴンスも絶賛したそうです。ですから、この作品は、本職のジョッキーが俳優顔負けの演技を披露し、本職の俳優がジョッキー顔負けの騎乗シーンを披露するという興味深い内容になっています。 何より、競馬を全く知らない人が見てもとても楽しめる感動作だと思います。スクリーンいっぱいに溢れる古き良き時代のアメリカ。大恐慌という、暗い時代に人々に夢と希望と勇気を与えた奇跡のサラブレッド、『シービスケット』。ぜひ、ご覧ください。元気が出ますよ。 ←吉田コラムインデックスに戻る ■2004年を迎えて・・・ 今年は、いよいよプロ野球日本ハムファイターズが札幌に本拠地を移転します。 今から16年前、初めて札幌に移り住んだ頃には、想像もつかない出来事です。 また、子供の頃、後楽園球場で声援を送っていた野球ファンの私にとっては、夢のような話です。しかも、チームには、私と同じ出身高校の選手が2人も在籍しているのです。(古城内野手と新人の押本投手) 何かの縁なのか?これは、もう、奇跡としか言いようがありません。当然、応援にも熱が入ります。 今年は、UHBも気合を入れて、ファイターズの情報を皆様にお伝えする予定です。 まさに歴史的な年になるであろう2004年。今年も北海道から目が離せません。 皆さんもファイターズを一緒に応援しましょう。 ←吉田コラムインデックスに戻る |