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「皆さんに退去いただく…」 札幌"築45年マンション崩落" 大紛糾の住民説明会 "録音"で明らかに

2017年3月16日19:03
 不満は募るばかりです。3月3日、札幌市西区のマンションの壁が崩落した問題で、15日夜、住民に向けた説明会が開かれましたが、その内容は住民の期待とはかけ離れたものでした。

 住民:「核心の話をしましょう!」

 代理人:「結論としては、みなさん、ご退去いただく方向」

 住民:「すべてですか?」

 代理人:「避難勧告が出てる23世帯の方に関して、補償については、今オーナーと協議して、説得しているところ」

 マンション所有者の代理人が住民に求めたのは「退去」。

 これは15日夜開かれた、住民説明会でのやり取りです。

 記者:「崩落のあったマンションの住民たちが、続々と、説明会のある施設に入っていきます」

 説明会には、すでに避難要請が出されている23世帯の住民を中心に、40人余りが参加。補償に対する具体案を示さない代理人の説明に、場は紛糾しました。

 代理人:「本当におっしゃる通り」

 住民:「きょうは、じゃあ何のための説明会?」

 代理人:「みなさんにご説明できないのは、本当にその通りで、申し訳ない。現状をご説明するしかない」

 説明会は100分以上と、予定時間を大幅に超えました。

 記者:「Q.きょうは住民に何を説明した?…」

 代理人:「・・・」

 参加した住民は…。

 住民:「きょうの説明会は期待していた。正直言って顔合わせ。内容的なものは、ほとんどない。Q.オーナーは? 体調不良だそうです」「Q.納得できた部分は? ないですね。何も決まっていない」

 決定権のあるマンションのオーナーが、説明会を欠席。住民が納得する答えはありませんでした。さらに…。

 住民:「(壁に)テープ貼って、何ミり動いたか毎日調べてる。え、機械とか入れて調べてないの?って」「毎日1、2ミリずれてる」

 補修工事を担当する一級建築士 塩谷英幸建築士:「(屋根が)宙ぶらりのような状態。それがいつ落ちるか、びくびくしている。あすか、一週間後か、一年なのか、わからない。住んでいる方が屋内にいたとしても、ただでは済まないと思う」

 一夜明けた16日、これまでと違い、住民たちの結束が強まっているように見えました。

 住民:「被害者の会っていう話も、弁護士さん立ててしたい。みんなで一致団結して、闘わなきゃいけない」

 オーナー側は、10日以内をめどに再び説明会を開きたいとしています。

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