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元島民"落胆"色濃く "濃霧"で中止 初の北方領土墓参 「6月は霧多い…」 北海道

2017年6月19日19:35
 まさかの結論でした。初めての航空機による北方領土への墓参が、濃霧で中止となりました。元島民などは落胆の色を隠せません。今後の領土交渉に影響はあるのでしょうか。

 内閣府 武川光夫審議官:「本日、現地空港悪天候のため、今回の飛行機による北方特別墓参は、中止せざるを得ない状況になった」

 国後島、択捉島への初めての空路墓参。最近の日露首脳会談の成果として期待が高まる中での中止決定に参加者は…。

 墓参団団長 岩崎忠明団長:「いかんせん天候だけには勝てなかった。私は先祖にもお願いをした。先祖の力を借りてでも晴天を迎えたかったが、残念な結果となった」

 国後島出身 古林貞夫さん(78):「残念ながら(飛行機に)乗ることはかなわなかった」

 国後島出身 坂野上雄さん(83):「残念。寂しいよ。(国後島の墓に眠る)姉に会えると思ってたから」

 相次ぐ落胆の声。元島民や家族ら70人の行く手を阻んだのは濃い霧でした。

 千島連盟 脇紀美夫理事長:「18日の状況より、19日の方が厳しいなと思っていた。(それでも)晴れてくれればと願いながら中標津空港まできた」

 記者:「宿にてるてる坊主をつけてましたが ?」

 国後島出身 山木さん:「てるてる坊主…効き目なかった。すみません」

 外務省によりますと、国後島の空港やロシアの飛行機には、霧が発生しても、日本のように安全に離着陸できるシステムが備わっていないとみられます。

 主催団体によりますと、6月19日の国後島の視界は、200メートル。現地では1500メートル以上の視界がなければ離着陸できないということで、中止が決まりました。

 そもそもこの時期の北海道・道東地方の霧は、想定外なのでしょうか。

 千島連盟根室支部 宮谷内亮一支部長:「6月ごろは気温の変化が出るから、霧が多い時期なんです。(飛行機で行く)一番は、秋口がいい」

 岸外務副大臣は、2017年内に空路墓参が再度できるようロシア側と調整することを明言。元島民も実現を望んでいます。

 墓参団団長 岩崎忠明団長:「今回は中止になったが、空路墓参の継続を政府に要請している」

 千島連盟根室支部 宮谷内亮一支部長:「たとえ国後、択捉島の1か所でもいいからさ。初の空路墓参を実現することで、自由往来の道が開ける」

 国後島出身 坂野上雄さん(83):「(これからも空路墓参を)調整してほしい。飛行機の方が時間早い。1年のうち1回でも2回でも行きたい。元気なうちにね」

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