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コンビニからカフェまで ネットじゃ味わえない"本屋さん" 魅力を模索中 北海道札幌市

2017年9月11日19:45
 読書の秋。本屋さんがピンチです。

 こちらは、北海道の書店数の推移です。2007年に北海道に824店舗あった書店が、10年後には626店舗に。年々、減少しています。

 そんななか、客の書店離れを食い止めようと、新たな試みをする書店が増えています。

 ディレクター:「9月に新しくオープンした本屋さんです。正面には書籍、左手にはコンビニ、奥に行くとカフェと、複合店舗になっています」

 書籍販売や、DVDレンタルなどを行う北海道ツタヤは9月、札幌市東区の店舗を全面リニューアルしました。

 新たな店舗では、コンビニとカフェを併設し、新たな客の取り込みを狙います。

 札幌ブックセンター 清水太朗さん:「(飲食の)会計後に好きな席に座ってもらい、店内の本は会計せずに、持ち込み可能です」

 リニューアルの目玉は、本を試し読みできる「ブック&カフェ」。

 札幌市内の人気コーヒー店と組んで、地域の憩いの場を目指します。

 札幌ブックセンター 清水太朗さん:「本も今後5年、10年先は、どうなるかわからない。店として生き残っていくことを考えると、客にとって便利で過ごしやすい環境が必要」

 本屋さんが新業態を模索する理由は…、書店離れです。

 インターネット通販や、電子書籍などに押され、北海道では、この10年で200店近い書店が姿を消しました。

 9月5日、札幌市中央区では出版社と、北海道の書店が一堂に会し、「本の商談会」が開かれました。

 商談会とあわせて「北海道ゆかりの本大賞」を発表するなど、書店組合では、書店を盛り上げていこうと知恵を絞っています。

 北海道書店大商談会 実行委員長 中尾邦幸さん:「子ども達が本屋さんがなくなると、出版物が目に入らなくなる。そこが一番の恐怖」

 また、札幌市東区の、ダイヤ書房では、書店離れを食い止めようと、2年前から雑貨や食品などの販売スペースを設けています。

 ヒシガタ文庫(ダイヤ書房内) 谷尾苑香さん::「本屋がせっかく始めるお店なので、雑貨などのモノを見ることによって、背景にある物語性を感じられるモノを、選ぶように心がけている」

 商品とあわせて、関係する本を展示することで、客には、本の世界にも興味を持ってもらいたいと、店長の谷尾さんは、レイアウトに工夫を凝らしています。

 ヒシガタ文庫(ダイヤ書房内) 谷尾苑香さん:「何を買いに来た訳ではないけれど、立ち寄ってもらえるような、地域にとっての、重要な場所になってくれたらとの思いがある」

 地域から、書店をなくしてはいけないと、新たな試みが続いています。

 北海道は、書店の無い市区町村の割合は、31パーセントで、全国平均の、21パーセントより多い状況です。全国ワースト10位だということです。

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