UHBご褒美ハワイキャンペーン

「プロペラ角度 曲がってない」元機長が分析 全日空機オーバーラン

2017年1月23日19:35
 北海道の新千歳空港で1月19日、全日空のプロペラ機が滑走路から逸脱したトラブルの続報です。なぜトラブルを招いたのか、映像から何が言えるのか、専門家に聞きました。

 滑走路を走り抜け、画面から消える航空機。その後、走り去った方向からは大量の雪煙が…。

 このトラブルは1月19日、乗客乗員計25人が乗った全日空機が、滑走路を外れ、雪に突っ込んだものです。

 国土交通省 運輸安全委員会は、事故につながりかねない「重大インシデント」と認定しました。

 福田公爾 航空事故調査官:「滑走路をこえているので、オーバーランではあります」

 オーバーランの原因は何なのか? 専門家は…。

 航空評論家 杉江弘さん:「プロペラの位置から見ると、リバースに入っていないように見える」

 通常、この機体は、着陸時にプロペラの角度を変えて空気抵抗でブレーキをかけますが、トラブル直後の映像ではそうした様子が確認できないといいます。

 さらに、ピーク時には2分間隔で離発着する、新千歳空港の事情も指摘します。

 航空評論家 杉江弘さん:「最後に鋭角90度に入ります。約10キロに速度を落とさないとダメ。映像を見ると、40~50キロくらいの速度が残っている。新千歳空港は、離発着の飛行機が多いので、次から次から進入機がやってきます。意図的に滑走路の端まで(速度を緩めずに)走って、これは時間短縮のためだと思います」

 全日空機の機長は「路面が凍結し、曲がりきれなかった」と話しています。

 運輸安全委員会は調査結果を分析し、オーバーランの原因解明を進めています。