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北の工作員上陸の不安!? 松前小島木造船漂着から1年 急増の中道庁で合同訓練 漁業者と住民不安解消は

2018年11月28日19:41
 2017年、北海道松前小島に北朝鮮の男らが不法に上陸し島の物を盗み出した事件から11月28日で1年。北海道に漂着する木造船が再び急増するなか道庁では28日、日本海沿岸の自治体と、合同訓練を行いました。漁業者と沿岸住民の不安は解消されるのでしょうか。

 新崎真倫記者 (2017年11月):「松前町の上空です。木造船を今、確認することができました」

 道南の松前小島で北朝鮮の船が漂流しているのが見つかったのはちょうど一年前。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「ぐちゃぐちゃもいいとこだ。蝶番(ちょうつがい)など、金目のものはほとんど全部ない!」

 北朝鮮の男たち10人が島に侵入。発電機やテレビ、ドアノブに至るまでありとあらゆるものが根こそぎ盗まれました。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「全部修復されたからね。この辺もきれいになって」

 約800万円の被害を受けた漁師などが泊まる小屋は、全国から集まった寄付金で修復されました。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「長いようで短かった1年もう1年経ったのかってだけど気緩める暇ないこうやって毎日木造船が漂着すればまた北朝鮮が来るんじゃないかって、頭をよぎって離れない」

 管理人の吉田さんは、最近再び木造船の漂着が相次いでいることに不安を抱いています。

 海上保安庁によりますと今年、道内で確認された木造船は60件以上。6件だった去年の約10倍です。あまりにも数が多すぎて道の予算が底をつき来年度まで船を放置せざるを得ないのが現状です。そして何より、住民が不安を抱くのは…。

 松前町民:「浜行っても周り見るもんね。波消しブロックあるでしょ(Q、北朝鮮の乗組員が隠れていると思う?)それを想像しちゃう。誰かいるんじゃないかと…」

 知らぬ間に北朝鮮の乗組員が、"上陸"している可能性はないのでしょうか。ある専門家は…

 東海大学海洋学部 山田吉彦教授:「漂着した船に比べて、遺体や人が乗っていたケースがほとんどない。漂着した船の形状が残っていることを考えて、上陸した人がいても、おかしくないと考えます」

 野呂有里記者:「漂着した木造船に関する情報を共有する訓練が行われています」

 道庁で28日、木造船の漂着に備えた合同訓練が行われました。

 日本海側の自治体が参加しましたが、船員の不法上陸までは想定しておらず、情報伝達の確認だけにとどまりました。

 一方、相次ぐ漂着に、住民の不安は増しています。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「また漂着したとなれば、乗組員がいるかもしれないと警戒して、空き家でもなんでも見回りしてくれなければ安心できない」

 松前小島の事件から1年。急増する木造船の漂着に関係機関の連携が求められています。

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