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「こんなに中国人が住んでいたとは…」木古内町長も驚き 中国人不法滞在 問題はどこに? 北海道

2018年12月6日19:33
 外国人受け入れを拡大する法案の審議が大詰めを迎える中、北海道木古内町で不法滞在し逮捕された中国人11人のうちの一部が、「入管に出頭しようとしていた」と話していることがわかりました。相次ぐ外国人を巡る問題はどこにあるのでしょうか。

 この事件は11月、道南の木古内町で滞在期間を過ぎたまま暮らしていたなどとして、王春月容疑者ら中国人11人が入管難民法違反の現行犯で逮捕されたものです。

 11人は隣の知内町の工事現場で働いていました。

 11人は11月、JR木古内駅のバス停で逮捕されていて、このうちの一部がバス停にいた理由として、「入管に出頭しようとした」と警察に話していることが分かりました。供述の内容から、不法滞在の認識があったとみられます。

 警察は不法滞在などを手助けした組織があるとみて調べています。

 突如として明るみになった外国人問題。木古内町長は驚きを隠せません。

 木古内町 大森伊佐緒町長:「こんなにたくさんの中国人が住んでいたことに驚いた。私たちの町でそんなことが起きているのは過去に例がないだけに驚いた。(従来同様)空き家を回って不審なものがないか、人がいないか、定期的に調査に入るようにしていかなければいけない」

 問題はどこにあるのか。専門家は、日本の受け入れ態勢の複雑さが背景にあると指摘します。

 外国人技能実習生問題弁護士連絡会 小野寺信勝共同代表:「外国人が在留資格を理解できていない。母国で募集の段階で"日本で働けますよ"に応募している。自分がやっていることが不法就労だと警察や労基署が入り、初めて知ったケースがある」

 問題を繰り返さないための一つの方法は…。

 外国人技能実習生問題弁護士連絡会 小野寺信勝共同代表:「日本は非熟練労働者(単純労働者)を受け入れていない建前がある。日本で働きたくても手段がなく、不法就労しかない。非熟練労働者を受け入れる方針をとると、不法就労も減少する可能性がある」

 国会では、外国人労働者の受け入れを拡大する法案の審議が大詰めを迎えています。

 6日、参議院法務委員会では質疑が行われ、与党側は質疑のあとに採決に踏み切り、7日の参議院本会議で可決し法案を成立させたい考えです。

 立憲民主党 有田芳生法務委筆頭理事:「絶対に許されない。議論すればするほど"え? こんなことがあるの?"というのは明らかになってきますから」

 来週月曜日の国会会期末を前に、与野党の攻防は激しさを増しています。

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