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この冬は雪少ない? 稚内は平年のほぼ半分

2019年2月14日20:00
 2月もあすから後半戦。厳しい寒さも次第に緩んで、来週は北海道でも春の兆しを感じられる陽気となりそうです。

 まだ冬が終わったワケではありませんが、この冬を振り返ってみると、雪の降り方に大きな特徴があることが分かりました。そのことを顕著に表しているのが稚内です。

 稚内市の累積降雪量をみると、シーズン当初から雪の少ない状態が続いています。きのう(2月13日)時点で平年の53%と半分ほどしか降っておらず、このままで推移すると、この20年で最も少なくなるかもしれません。この冬は何が起きているんでしょうか?

 まず、今シーズンは初雪が遅れに遅れました。稚内の初雪は11月14日で、統計を取り始めてから最も遅くなったことをおぼえている方も多いと思います。

 その後、12月前半にかけては降雪が増えたものの、12月後半~1月前半は増加のペースがガクッと遅くなりました。このペース鈍化は複数の要因が絡んでいるとみられますが、ポイントは『弱い寒気』と『長引く冬型』です。

 一時的に強い寒気が入ることもありましたが、1月前半にかけて平均してみると、寒気はそれほど強くありませんでした(先週来の寒波はその反動かもしれません…)。

 上空の寒気と、(比較的)暖かい日本海の海水の温度差が、日本海側の雪の原料となるので、寒気が弱いと雪の量も減少する傾向があるんです。

 また、今シーズンは偏西風の流れ方があまり変化せず、西高東低の冬型の気圧配置が長く続きました。そのため、北海道の真上を低気圧が通過することが平年より少なくなっています。

 低気圧の雪は広範囲で面的に降るのに対し、冬型の時の雪はピンポイントでドサッと降りやすく、この冬は"全体的にみると少雪、でも局地的に大雪"という傾向が現れているようです。

 実際、気象庁の発表によると1月の日本海側の降雪量は平年に比べて『かなり少ない』結果となりましたが、風が集まってドカ雪となることが多かった岩見沢や夕張では局地的に平年を上回る降雪量となっています。道北の稚内は低気圧のコースからも遠く、特に雪が少なくなったと考えられます。

 雪かきの回数が少なく済むという意味では少雪はありがたいですが、今後、春先にかけて冬型が緩むと、低気圧が発生する頻度が増えます。これまで雪が少ない地域でも、まだまだ雪かきをする必要があり、北国の春はもうちょっと先となりそうです。

 (気象予報士 佐藤俊和)

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