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付近マンション 窓に"ベニヤ板" 平岸アパマン爆発 発生から3か月…被害者の今の暮らし 札幌市

2019年3月15日20:00
 札幌市豊平区平岸で52人の重軽傷者を出した爆発事故から3月16日で3か月になります。

 この消臭スプレー缶120本を一挙に噴霧。そのガスに引火して爆発しました。3か月たっても被害を受けた人たちの暮らしは元に戻っていません。

 「離れてください!」

 2018年12月16日に起きたアパマンショップ平岸駅前店での爆発事故。

 現場から半径約170メートルの範囲で重軽傷52人、建物42棟と車両32台の被害が出ました。

 原因は店長らが消臭スプレー120本を店内で一挙に噴霧したこと。その後、手を洗おうと給湯器のスイッチを入れた瞬間に引火し、爆発が起きました。

 田中うた乃記者:「爆発跡地は整備され更地になっていますが、その裏のマンションの窓は3か月たった今もベニヤ板でふさがれています」

 爆発のあった現場の真裏に位置する、15階建てのマンション。

 42戸の全ての部屋で窓ガラスが割れたり、家具などが壊れたりするなどの被害がありました。未だに窓が修理されてなく、防犯のため警備員が24時間常駐しています。

 マンションの住民:「変わらず翌日からこういう状況ですね」

 こちらの男性の部屋は、爆発の翌日に壊れた窓をプラスチックの板やベニヤ板で応急処置した状態が今も続いています。

 爆発現場に面した寝室は内窓と外窓両方が割れ、リビングと和室は外窓が割れる被害を受けました。

 住民:「外側が割れて、内側はなんとか健在」

 こちらはリビングです。割れた外窓はサッシごと取り外し、内窓は防寒のためプラスチックの板で覆っています。日光が十分に入らないため、昼でも照明をつけたままの生活を送っています。

 住民:「爆風でちょっと調子が…、これも変えないといけないのか」

 もう一つの窓は割れてはいないものの、開かなくなってしまいました。最も被害が大きかったのが寝室です。

 住民:「ベニヤ板が入っているんですよね。完全にシャットアウト。2枚やられているんです、内と外で。(電気消して真っ暗)こういう状態」

 寒いのでベッドは使わず、泣く泣く和室に布団を敷いて寝ています。

 この和室も日光が入らないことや壊れた窓から入ってくる隙間風で、暖房は1日中つけっぱなし。光熱費もかさみます。

 住民:「(Q.光熱費は?)1万2千円くらいかな。だから5~6千円高くなっている」

 事故を起こした店舗を運営するアパマンショップリーシング北海道は、このマンションの全世帯を対象に去年12月から今年5月までの6か月間、月額1万円の光熱費を補償しました。

 男性の口座には2月初旬に6万円が振り込まれたといいます。

 住民:「風がすこし入ってきて、粘着も少し軽くなってはがれてきた」

 なぜ3か月たっても窓は修理されていないのでしょうか?

 実はこのマンションのサッシは特注品で在庫がないのです。

 注文を受けてから生産されるため、修理が完了するのは早くても9月ごろになりそうだといいます。

 住民:「元にきちっと戻れば…。仕方ないでしょうね」

 あと半年、不便な生活が続きます。

 このマンションの被害額は、窓ガラスや外壁など共有部分が約2億3000万円。部屋の中の設備や家財道具など専有部分が、約1億9000円に上ります。

 共有部分はマンションが加入している保険会社が対応し、専有部分については、アパマンショップリーシング北海道と補償を協議しているということです。

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