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札幌の住宅街でも相次ぐクマ出没… 専門家 生息数は「増えているのは間違いない」

2019年6月20日19:30
 2019年は北海道江別市に限らず、札幌市の住宅街でもクマの目撃情報が相次いでいます。今、札幌周辺のクマに何が起きているのか。クマの生息調査の現場に向かいました。

 6月10日からクマが相次いで出没している野幌森林公園周辺。専門家は、同じ日に目撃されたクマと特徴が似ていることから北広島方面から来たとみています。

 この場所は、札幌市清田区にもつながっています。今年、札幌市清田区では住宅街を走るクマが…。南区ではバス停の近くを歩くクマが目撃されています。

 札幌近郊の山で今いったい何が起きているのでしょうか。

 江別市の酪農学園大学の佐藤喜和教授。5年前から札幌市内45か所でクマの生息調査を行っています。

 酪農学園大学 佐藤喜和教授:「市街地の近く森にはどのくらいのクマが毎年いて、どういう繁殖をしているかモニタリングをしている」

 これは2018年、札幌市南区で佐藤教授の研究室が撮影したフキを食べるクマの映像。よく見ると後ろにもクマと思われる黒い影が移っています。5月の同行調査では…。

 佐藤喜和教授:「毛のような資料はないですけど比較的新しい"かみ跡"はある」

 くいにはクマがかんだと思われる跡。地面に打ち込んだくいは体をこすりつけたのか、ぐらぐらに緩んでいます。くいにつけた有刺鉄線からはクマの毛が採取されました。

 佐藤喜和教授:「集めた毛を使ってDNA分析によって個体識別をする。少なくとも何頭いるか、ここにいるクマとここにいたクマが同じだとかがわかる」

 札幌近郊のクマは増えているのでしょうか。

 佐藤喜和教授:「長期的に見れば(クマが)増えているのは間違いない」

 はっきりした数はわからないものの生息数は増加傾向。では、クマと人間の共存には、何が大切なのでしょうか。

 佐藤喜和教授:「日ごろからごみの管理とか、誘因しない地域づくりを行政と地域が協力していくことが必要」

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