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本塁タッチプレーの攻防 選手がヘッドスライディングを選ぶワケを森本稀哲氏が解説

2019年4月15日22:10
 北海道日本ハムファイターズは、千葉ロッテマリーンズに今季初の3連勝し、有原投手が2勝目を挙げました。UHB「みんテレ」コメンテーターの森本稀哲氏がこの3連戦の中で起きた際どいタッチプレーをピカっと解説!
ケガの危険性の高いヘッドスライディングを選手がする理由には2年前に導入された「コリジョンルール」がありました。


【みんテレMC 廣岡俊光】
4月12日(金)のゲーム、同点の4回裏のチャンスでワン・ボーロン選手が外野フライ。3塁ランナーの近藤健介選手がタッチアップをして、ヘッドスライディング!
ギリギリのタイミングでタッチアウトになったが映像で再検証を求められるリクエストを要求してセーフに変わった。

【森本稀哲氏】
ヘッドスライディングは、怪我をしやすい。ただ、近藤選手が思い切っていった結果、大きなプレーになった。

【MC廣岡】
今回はヘッドスライディングに注目します。かつては、もっと本塁クロスプレーは危ないシーンがありました。

【森本氏】
昔の本塁のプレーは「ぶつかりあい」。
グレーゾーンと言いますか、ハッキリとルールが決まっていなかった。
そこで接触プレーが危ないということで、新たにコリジョンルールが採用された。ランナーの走路、延長線上にキャッチャーが立ってはいけない。
ベースの前にいなければいけないので、タッチプレーの攻防が生まれやすい。

※コリジョンルールをスタジオで実演
足でスライディングをすると、タッチをされやすい。足は動かして逃げられないし、高さもある。

ヘッドスライディングは多少、危険性あるけど、利点はたくさんある。
ヘッドスライディングでいくと、低くいける。キャッチャーがタッチをしにいっても、手が入る。

もう1つ大きな利点がある。
ランナーはグローブが見えている。グローブが来たと思ったときに手は逃げて、反対の手で入り込める

【MC廣岡】
一瞬のうちにランナーが判断して、選択肢は手のほうがある。

【八木隆太郎ニュースキャスター】
ギリギリの時はヘッドスライディングが有効なのですか?

【森本氏】
その通り。

【八木キャスター】
ヘッドスライディングと、スライディングは、どっちが速い?

【森本氏】
実は、そこまでタイムは変わらない。
ヘッドスライディングが上手な選手は、そっちのほうが速い。大半の選手は足からいっても、頭でいっても、タイムは変わらない。
ファーストベースのヘッドスライディングを禁止にしているチームもある。
それくらい危険性があるけどホームベースは、コリジョンルールで障害がなくなった。
キャッチャーのブロックもしない。ベースも飛び出ていない。ヘッドスライディングをするほうが、タッチの低さと応用も効く。

今まではブロックを“かい潜る”プレーから
“タッチをする、されない”プレーに変わってきている。

【リポーター 石井雅子】
でも練習はする?

【森本氏】
じつは、練習はしない。なぜかというと練習で怪我されても困る。試合ぶっつけで選手に任せている。

【MC廣岡】
こんな、プレーもありました。14日(日)4回裏1アウトランナー2塁。またランナーは近藤選手。
ワン・ボーロン選手のヒットで、近藤選手はホームを狙うけどタッチアウト。胸を痛めてしまったような素振りをみせたので、札幌ドームに一瞬、悲鳴があがった。

【森本氏】
あらためて、ヘッドスライディングは危険だと思った。
これは打席の土を右バッターが軸足で掘るのでそこに近藤選手の右手がはまってしまった。
この瞬間に右手にブレーキがかかった。大ケガにはならなかったが、こういう危険はヘッドスライディングにある。
コリジョンルールができて、ヘッドスライディングの回数が増えてきている。はじめて、こういう危険があると気づきました。

【MC 柴田平美】
審判も大変でしょうね。

【森本氏】
審判も判断できない部分もある。映像でみてタッチをしているのか判断する。キャッチャーも技術が追いついていない部分もある。これも今後もプロ野球の見どころだと思う。

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