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記録的高温だった5月、6月はどうなる?

2019年6月4日20:00
 5月の北海道はとにかく暑かった!

 佐呂間町では5月26日(日)に39.5℃まで上がり、北海道の通年の最高気温(37.8℃)を大幅に更新しました。北海道内の18地点がそれまでの全国の5月最高気温の記録(37.2℃)を上回り、ランキングの上位を北海道がほぼ独占しました。

 5月下旬の猛暑は記憶に新しいところですが、実は月平均で見ても5月は記録的な高温だったんです。道内の気象台・測候所・特別地域気象観測所 22か所(*)のうち、実に20か所で月平均気温の記録を塗り替えたほか、残り2か所(苫小牧・浦河)も歴代2位の記録となり、全道的に気温の高い5月となりました。

(* 稚内・枝幸・羽幌・雄武・留萌・旭川・網走・小樽・札幌・岩見沢・帯広・釧路・根室・寿都・室蘭・苫小牧・浦河・江差・函館・倶知安・紋別・広尾)

 高温の原因として考えられるのが上空の偏西風です。このところ偏西風が大きく蛇行することが多く、しかもその流れ方があまり変化しない状況が続きました。上空の流れに対応して地上付近では日本の東で高気圧が発達したため、高気圧をまわる南風が入りやすく、気温が高めの傾向となったと考えられます。

 5月下旬の猛暑は別の高気圧が本州の南へと進み、強い日差しで熱せられた中国大陸の空気が北海道へと流れ込んだために起こりました。ただでさえ高温傾向が続いていたところに、真夏にもないような猛暑が加わって、記録的な高温の5月となりました。

 では、6月の天気はどうなるのでしょうか?先日発表された1か月予報によると、この先は偏西風の流れが比較的まっすぐで極端な天気をもたらすような蛇行は起こりにくくなりそうです。

 そのため天気の変化も比較的穏やかで、気温・降水量・日照時間ともにほぼ平年並みで推移すると予想されています。適度に晴れて、適度に雨が降り、農作物がすくすくと育つような天気が続いてほしいものですね。

(気象予報士 佐藤俊和)

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