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相次ぐ"自画撮り被害"子どものSNSに要注意「つながりたい?」理解の声も… 北海道

2019年8月10日08:00
 夏休みは要注意です。18歳未満の子どもがSNSをきっかけに自分の裸の写真などを送り、児童ポルノ事件の被害者になるケースが北海道でも増えています。札幌市で実態を取材すると、身近に迫るSNSの危険性が浮き彫りになりました。

 鎌田祐輔記者:「当時高校教師という立場でありながらなぜですか? 子どもを守る立場ではなかったのですか?」

 8月3日、道内の公立高校の元教師・土井佑弥容疑者が、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されました。

 教師だった2019年3月、子どものわいせつな動画をインターネット上に公開した疑いです。

 子どもたちに忍び寄る児童ポルノ事件。最近増えているのは、ツイッターなどのSNSで知り合った相手に自分の裸の写真などを送ってしまういわゆる「自画撮り被害」です。

 木村洋太記者:「今佛願容疑者を乗せた車が、警察署の建物に入っていきます」

 オホーツク管内の女子高生は7月、別の事件で送検された兵庫県のアルバイト・佛願直容疑者に、SNSで裸の画像を送り被害にあったとみられます。

 札幌市では2019年、小学生の女の子2人が愛知県の近藤侑希被告に、「TikTok」というSNSを通じて、裸の動画を送りました。

 男はSNS上で、小学6年生の男子だと偽り、動画を要求したということです。

 吹き替え:「40~50人ほどの小中学生に、裸の画像を送らせた」

 なぜ写真を送るのか。被害者の一人は…

 被害者吹き替え:「SNSの友達が減るのが嫌で、断れなかった」

 被害者の心に巧みに入り込む悪質な犯行。北海道警によりますと、18歳未満の自画撮り被害は、中高生を中心に増加傾向にあります。

 2019年は6月末で14人が被害にあっていてこれは氷山の一角とみられます。

 札幌市で実態を調べてみると、子どもに迫る危険が見えてきました。

 高校3年生の女子生徒:「危ない感じのアカウントからフォローされたことはある。"LINEのアカウント交換しましょう"みたいなことをプロフィールに書いてるとか。(Q.ほんとに女の人なのかな?)いや、ちょっとそれはわからない。アイコンの写真とかもたぶん"拾いもの"なんだろうなという感じ。大体ブロックしてます。犯罪がらみとかあったらまずいかなと思って」

 この高校3年の女子生徒は"見知らぬ人とのつながり"に一定の理解を示しますが、異変を感じ取る人もいます。

 高校3年生の女子生徒:「リアルではさみしいから、ツイッターとかで誰かとフォローとつながっていたいという人はいるかもしれないです。だから怪しいアカウントでも「あ、フォローしてくれたんだ」みたいな気持ちになっちゃう人もいるんじゃないかな。まあわからなくはないです」

 高校2年生の女子生徒:「(いきなり)どこに住んでるのとか聞いてきた気がする大学生で、なんか大学生なんだと思って危ないなと思ってやめました」「無視しますね。そういうの相手にしたくない」

 そもそもリスクを減らす対策を知らない高校2年生も…

 高校2年生の女子生徒:「え、フィルタリングってなんですか? セキュリティーのアプリは入れろって言われるけど、フィルタリングは言われない」

 不適切なサイトへの接続を制限する、フィルタリング機能を知りませんでした。

 この実態を十分に把握できていない、親の声も聞こえてきます。

 小中学生の母親:「(SNSは)やらないでとは言ってます、やってるかどうかは正直わからないですけど、みんなが持ってるので、連絡とかを取りあうときとか、部活とかの連絡もそういうのになってくるので、(禁止できない)」「居間でしかやれないようにしてるから(どんなやり取りしてるか)なんとなく聞いて、そこまでは突っ込まないけど見てないときにばれないように(チェックしていたこともあるけど、逆にばれた時に、貝みたいになられても困るから(今は見ない)」

 どこまで子どものやりとりに踏み込んでいいのか悩む親がいるのも事実です。

 北海道警は「SNSを使うときは緊張感をもって欲しい」とした上で、子どもを守るために家庭でのコミュニケーションの重要性を指摘します。

 北海道警察生活安全部少年課 大川善照警部:「一度インターネット上に流出してしまうと完全に回収するのはなかなか困難という現実があるのでそうなる前に被害の防止が大切かと思う。ちゃんと話し合って、子どもがどういうスマホの使い方をしているか、興味を持ってみてもらうことが大切かと思う」

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