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高齢者の"踏み間違い"どう防ぐ? 後付け装置に注目 免許返納は10年間で12倍に 北海道

2019年8月24日08:00
 高齢者による"踏み間違い"の事故が後を絶ちません。北海道江別市の有名菓子店に8月14日、70代男性が運転する車が突っ込みました。男性は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しています。

 "踏み間違い"事故を防ぐための対策グッズに注目が集まっているほか、免許返納の動きも加速しています。

 【高齢者に多い 踏み間違い】

 2018年、北海道内で65歳以上の高齢者の免許保有者は80万3910人に上ります。75歳以上が免許更新時に受ける「認知機能検査」の結果、認知症の恐れがあるとされた人は1796人、認知機能低下の恐れがあるとされた人は1万9195人。

 そして高齢者に多いのが、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故なんです。2019年上半期の死亡交通事故で踏み間違いが原因のものは、警察庁のまとめで、75歳未満だと0.7%に過ぎませんが、75歳以上だと11%まで増えているんです。


 【注目される 事故防止グッズ】

 このような踏み間違いによる事故を防ぐための様々なグッズが、いま注目されています。

 「イエローハット札幌里塚店」(札幌市清田区)では入口のすぐそばの目立つところに、2019年から「運転サポートシステムコーナー」が設けられています。ドライブレコーダーや電子ミラーなど、事故防止のための後から付けられるグッズが並んでいます。

 イエローハット札幌里塚店 吉田ももかさん:「池袋の死亡事故から少しずつ売り上げが高くなっている。(Q.特にどんな人が買う?)ご高齢の方が家族と一緒に見に来ることが多い」

 特に人気の商品が、入荷まで1か月待ちという「誤発進防止システム2(2万5300円)」。突然アクセルを踏み込むと装置が作動し、急発進を防止します。

 実際に購入を検討している方は…。

 74歳男性:「娘が心配しているんです。『ぜひ防止システムをつけて』って。大丈夫だと本人は思っているんですけど、やっぱり違うんですよ。命と機械代を比べて、事故後に『10万円(機械代)を出しておけばよかった』という話にならないようにしようと思っています」


 【防止装置 購入に補助も】

 東京都では70歳以上のドライバーを対象に、踏み間違い防止装置を購入した場合は、費用の9割(上限10万円)を補助。

 2019年4月に高齢者が運転する車が暴走し、母子が死亡する事故があった東京都豊島区では、さらに費用の1割(上限1万円)を補助し、個人負担は実質ゼロで装置を付けられます。


 【免許返納も加速】

 また、免許返納の動きも加速しています。2018年、道内で免許を自主返納した65歳以上の高齢者は1万3553人。10年で12倍にまで膨れ上がっています。

 返納を促す様々な取り組みも行われており、江別市では9月から、市とコープさっぽろが協定を結び、65歳以上の免許返納者を対象に、購入した商品を無料で自宅まで配送するサービスを開始。(利用回数の制限はなし)

 函館商工信用組合では、8月から65歳以上の免許返納者を対象に店頭の表記金利より0.1%を上乗せする、定期預金を発売しました。

 踏み間違いによる事故は決して人ごとではありません。防止装置の購入や、免許の返納いま一度考えてみてはいかがでしょうか。

 (UHB『みんテレ』内「ほぼ日刊八木タイムス」より)

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