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「大丈夫かい? 元気かい? 」液状化被害の里塚で復興イベント "地元"への思い新たに 札幌市

2019年9月9日16:20
 週末は北海道胆振東部地震から1年を記念したイベントが各地で行われました。

 札幌では、液状化被害を受けた清田区里塚地区で住民が久しぶりに顔を合わせ、再会を誓いました。

 いまだ液状化の爪痕が残る札幌市清田区里塚地区。

 8日行われたイベントは、地震から1年を機に町内会が住民に明日に向かって英気を養ってほしいと企画し、大勢の人が集まりました。

 地震直後に住宅が大きく傾き全壊した家。ここに住んでいた小川浩幸さん(68)は里塚を離れていましたが、自ら育てた野菜を持参し、里塚に戻ってきました。

 小川浩幸さん:「やはり38年間人生の半分以上(里塚で)過ごしていますからね…。こんな形でも関わり合いたいなとは思う。(Q.売り上げは? )全額復興委員会に寄付します」

 会場には、発災当時住民を炊き出しで支えた人の姿もありました。

 うどんの炊き出しをした 三田健司さん:「お祭りの元気な様子ををみて元気をもらっています」

  ハヤシライスの炊き出しをした 和知貴士さん:「(去年)一度食べてもらっているので、『待ってました!』『また来てくれてありがとう』『(来てくれて)おいしいよ』と"おかわり"する方もいらして、その笑顔がすごくうれしかったです」

 さらに今回、会場の設営に協力したのは里塚地区の地盤改良工事を担当している業者。

 イベントに協力した地盤改良工事の業者:「地元の人のために何が出来るか、工事することもそうだが、(今回の)イベントに"少しでも協力できれば"と」

 多くの支えで実現したイベント。住民は故郷への思いを新たにしていました。

 里塚を離れた住民:「大丈夫かい?元気かい?の一言ですね。地震前は、ここまで近所の人との関わりがなかったので、(里塚に)帰ってくるのが楽しみです」

 里塚を離れた 中川抄子さん(59):「やはり里塚が好きなんだなって、この地での付き合いが長くなっているから"地元"という感じ」

 里塚を離れた 中川塁さん(60):「多少街の景色は変わるが、いる人は変わらないと思うので早く帰ってきたいですよね」

 イベントでは地元平岡中学校吹奏楽部も復興への願いをこめ演奏しました。地震から2年目を迎え住民はまた一歩歩みを進めています。

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