年末ジャンボUHB

年末年始の食卓に"大打撃" 海鮮物 かつてない"値上げの波" 店も消費者も"悲鳴"止まらず 北海道

2017年11月23日19:35
 マグロの刺身に荒巻鮭。年末年始の食卓を飾る、代表的なものですよね。

 これに異変が起きています。かつてない"値上げの波"が押し寄せています。消費者も店も、悲鳴が止まりません。

 11月23日、スーパーの鮮魚コーナーでは…。

 篠原巨樹キャスター:「年末年始の食卓に欠かせないと言えばマグロだと思いますが、なかなかいい値段になってきています」

 赤身が食欲をそそるメバチマグロ。値段が高いクロマグロに代わる食卓の味方です。このメバチマグロに、値上げの波が押し寄せています。

 フードD LISTA店 高田大輔店長:「2016年より約1.3倍から1.5倍値上がりしている。客が買いやすい価格帯に、大きさを調整して販売をしている」

 実はメバチマグロは、近年、捕獲量が減っています。

 札幌中央卸売市場でも取り扱い量は、この10年で、約40%も減少。取引価格は約17%上がっているのです。

 客:「困ります」「正月は刺身にマグロがないと寂しい。家族全員で食べると思ったら高いですよね」

 値上がりはサケにも。平成に入って最も漁が少なかった2016年より、2017年は更に、約4割減る異常事態です。

 フードD LISTA店 高田大輔店長:「2016年は100グラムあたり78円から98円だった。2017年は128円から158円。安く売っているものの、約1.5倍の値段になっているのが事実です」

 輸入物も値上がりしていて、刺身も切り身も、1パック当たりの量を減らして販売せざるを得ないと言います。

 客:「(サケを食べる回数が)減ったかもしれない。他の魚の方が安いから」

 刺身として欠かせないマグロとサケ。頭を抱えているのは、飲食店も同様です。

 刺身など60品以上が、ランチ1080円で食べ放題のこの店は…。

 客:「おいしかったです」「刺身がめっちゃ好きなので、幸せです」

 店側は、大好評のこの値段は変えないつもりですが、頭を抱えます。

 トータルフードサービス 赤井佳幸社長:「あらかじめ2017年分は確保していたので、何とか年末年始まではいけるが、その後(2018年以降)は全く見通しが立たない。厳しいです」

 影響はこんなところにも出ています。

 篠原巨樹キャスター:「立派なサケが…。ここだけ見ると不漁とは思えませんが、漁の影響は贈答用のサケにも及んでいます」

 1935年創業のサケ専門店です。秋サケをはじめ、トキシラズや鮭児などの貴重な新巻きザケ。

 お歳暮シーズンを迎えるこの時期に、贈答用として人気を集めていますが…。

 丸亀 若月裕之社長:「仕入れ値が2016年より50から60%上がっている。非常に厳しい秋」

 これまで経験したことがない状況ですが、価格は約2割しか上げることができないと言います。

 丸亀 若月裕之社長:「サケから客が離れてしまうことを考えると我慢の年」

 客の反応は…。

 客:「あきらめてます」「本当の味、ちゃんとしたものを食べてほしいので、多少高くても贈ります」

 小ぶりのサケも用意し、"価格を抑えよう"という努力もにじみます。年末年始への値上げの波、まだ続きそうです。

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