年末ジャンボUHB

秋の味覚"イクラ" に"異常事態" 価格の高騰には"2つの理由"が 北海道

2017年11月7日19:00
 これからの時期、食卓を彩る御馳走のひとつ、イクラの値段が高騰。

 なぜ値段が上がっているのか。いつまで高値が続くのか。食卓の緊急事態を追跡リポートします。

 石井しおりキャスター:「2017年、イクラの値段が高いということですが、実際どれだけ高いのでしょうか。あっイクラありましたね。100グラムあたり、1058円。1000円を超えています」

 客:「2017年は高くて買えない」

 石井しおりキャスター:「Q.これから正月に向けて買いたいところでは?」

 客:「本当は買いたいんだが、2017年は分からない」「すごい値段、5400円…。とても我々は手に入らない。食べたいけど、無理ですね」

 こちらのスーパーでは、店頭価格が、例年の約2倍に跳ね上がっていました。

 フードD LISTA鮮魚チーフ 御厩敷(おんまやしき)浩さん:「2016年も高かったが2017年はさらに高い。今までにない。苦しい」

 今後の値動きについても、悲観的な答えしか返ってきません。

 フードD LISTA鮮魚チーフ 御厩敷浩さん:「1280円くらいになると思う。今の内に買って冷凍しておく方が良いと思う。」

 悲鳴を上げているのはスーパーだけではありません。

 石井しおりキャスター:「美味しそうないくら流れてきました。綺麗です。ただ、こちらの店もイクラの高騰に伴い、回転寿司ならではの悩みを抱えているようです」

 まつりや山鼻店 櫻井大祐統括店長:「回転寿司で、皿の値段が決まっているためイクラ用にに新しい皿を作るのも難しい」

 客:「楽しみだから困る。これから美味しい時だし。値段が上がるのは仕方ない。私達が下げられるわけでない。値上がりしたら他のものに変える」

 イクラの仕入れ値の高騰で、回転ずし業界は今、国産から輸入物などに切り替えるか。

 さらに値段を上げるかという究極の選択を迫られているんです。

 まつりや山鼻店 櫻井大祐統括店長:「イクラの量を減らすなど考えるが、客にわかってしまう。客に満足してもらうポイント探しが難しい。2018年は値上げするかもしれないが、まだ上げない」

 北海道を代表する秋の味覚が直面する緊急事態。それには2つの理由が考えられます。

 まずは何と言っても秋サケの記録的不漁。

 2017年の水揚げは、平成に入ってから29年間で一番少ない量にとどまりそうです。

 北海道釧路市のサケ漁師 川原田良巳さん:「今年悪いからといって来年ますます悪くなると思っている。もう5、6年も続いているからどんどん資源が減っている」

 獲れないから高くなる。高値で取引されることを見込んだ、"もう一つの異常事態"も起きています。

 記者:「こちらのふ化場では、水槽の水がすべて抜かれていました。中にあったサケは、全て無くなっていたということです」

 各地で相次ぐサケの卵の盗難事件。手口は大胆かつ手際よく、中には、卵だけを取り出し、身を捨てて行く言語道断の犯行も。高値で売りさばくルートを備える計画性も伺えます。

 お歳暮の季節を直撃したイクラの危機。関係者は、影響が、2017年のみならず、2018年末まで広がる可能性もあると不安を募らせています。

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