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<強制不妊~会えぬわが子へ#1>元北海道職員が証言 「手術すれば不幸な子生まれない」 保護者を説得

2018年4月25日20:10
 障害者などへの不妊手術を認めた旧優生保護法。みんなのテレビは全国で最も多い2593人が強制手術を受けた北海道での実態解明に取り組みます。

 題して「強制不妊~会えぬわが子へ」。1回目の4月25日は、手術を受けるよう保護者に同意を促していた元北海道職員の証言です。

 元北海道職員:「同意は、あくまで保護者に"こういう手術をやりますよ"というお知らせ。優生保護手術もすれば、不幸な子どもが生まれないで済むんだよと」

 この80代の男性は、かつて保健所で保護者を説得し、強制不妊手術の同意を得ていた元北海道職員です。

 元北海道職員:「(Q.幸せかどうかを決めるのは保健所の仕事ではない?)(保健所の)仕事ではないけども、(障害者を)作らないのが国の方針で、優生手術法ができたんだと思う」

 強制不妊手術の適否を判断する優生保護審査会の資料には、1度に90人以上を審査したほか、法で定められた病気以外でも、不妊手術をしていたことが記されています。

 立命館大学大学院 松原洋子教授:「申請する側の医師も、審査委員会の委員も、遺伝性の有無を判定できる体制ではなかった」

 元北海道職員は、医師の診断がずさんであっても、疑うことはほとんどなかったといいます。

 元北海道職員:「患者を診てないから、書類で判断しているだけ。だから上がってくればオッケーとなったと思うんですよね」

 小島喜久夫さん(76):「優生保護で手術されてから、人生が狂ったのは事実」

 1961年に不妊手術を強制された、札幌市北区の小島喜久夫さん(76)。

 当時、診察も受けていないのに、統合失調症と診断されました。

 小島喜久夫さん(76):「なんで病院が診察もしないで病名を付ける。診察をして初めてあなたは精神分裂病(統合失調症)っていうんだったら納得いくよ」

 強制不妊手術を受けさせられたのは入院して数週間後。逆らうことは出来ませんでした。

 小島喜久夫さん(76):「(Q.抵抗はした?)抵抗したら手錠かけられて、独房に3日くらい入れられて。抵抗したらみんなそういう風にされるからしない。手錠かけられたまま飯食ったり、暴れたら注射打たれたり」

 小島さんは、5月にも道央地方の70代女性とともに、国に損害賠償を求め訴訟する予定です。

 小島喜久夫さん(76):「国に謝罪してもらうのは当然だけど、国に謝罪してもらっても、俺の人生は消えるもんではない。こんなことされて」

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