発見!タカトシランド

中学生が裁判を体験 強盗致傷事件 有罪・無罪の判断ポイントは防犯カメラ映像? アリバイ? 札幌高裁

2018年5月17日20:07
 有罪か無罪かどう判断するのか? なじみのない裁判を身近に感じてもらおうと、中学生を対象にした模擬裁判が行われました。

 5月17日、札幌高等裁判所で行われた模擬裁判には、旭川市立忠和中学校の3年生26人が参加し、「疑わしきは罰せず」という刑事裁判の原則を学んだあと、裁判官・検事・弁護士・裁判員・被告に分かれて、実際の裁判を体験しました。

 検察役:「被告人はお金に困り銀行強盗を思いつきました」

 銀行で現金50万円が奪われ、銀行員がけがをした強盗致傷事件を想定した、裁判員裁判の形で行われた模擬裁判。

 争点は、被告が実際に犯罪を侵したかどうかです。

 検察:「あなたは強盗の顔を見ましたか?」

 証人:「はい。あの人(被告)です」

 検察:「この包丁を買ったのは誰ですか?」

 証人:「はい。あの人(被告)です」

 検察側は、防犯カメラの映像や、凶器の包丁などの証拠をみせて有罪を主張し懲役10年を求刑。

 一方、弁護側は…。

 弁護士:「2月12日も友達と会っていたんですね?」

 被告役:「はい」

 弁護士:「終わります」

 弁護側は、犯行時刻には被告は友人の家にいてアリバイが成立するため無罪だと主張。中学生は、双方の主張と証拠をもとに、有罪か無罪かを話し合いました。

 無罪派:「(防犯カメラ映像では)帽子とサングラスをかぶっているからその映像で犯人とは言えないと思う」

 有罪派:「友達の家に行った時間と証言している人の時間が違ったところで有罪にしました」

 田中うた乃記者:「模擬裁判では中学生とは思えないほど鋭い意見が出ました。中学生にとっては、裁判がより身近に感じられる体験だったと思います」

 結局26人中、被告は無罪と判断した生徒が3分の2を占めました。

 体験した中学生:「宣誓とかもあって、細かいところも気にしているんだと驚きました」「証拠を聞いて、その人がやっていないかどうかを考えるのが楽しかった」

直近のニュース