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札幌中心部でドカ雪! 原因は遠く離れたあの山?

2019年1月11日20:00
 きょう11日(金)は札幌でまとまった雪となりました。正午までの12時間に降った雪の量は20センチを記録し、北海道内でもっとも多くなりました。

 今回の雪の特徴は、札幌の中心部でより強く降ったことです。札幌市内には中央区(気象台)と南区・小金湯に計測器がありますが、同じ時間帯で比べても南区より中央区の方が多くなりました。(1センチ差ですが…)

 ふつう、雪は山沿いで多く降ります。理由は簡単、山の斜面によって空気が強制的に持ち上げられるため、平地よりも雪雲が発達しやすいからです。実際、札幌の中央区と南区・小金湯で平年降雪量を比較すると、南区・小金湯の方が1.5倍ほど多くなっています。

 では、なぜ今回は中央区で多くなったのか? 原因のひとつとして考えられるのが、札幌の北に位置する、暑寒別岳(1,492メートル)です。

 冬型の時に吹く北西の季節風ですが、きょうの風はやや北寄りに吹きつけました。この風が暑寒別岳とぶつかって向きが曲げられ、ストレートに流れ込む風と合流するところで特に雪雲が活発になった可能性があるんです。その活発な雪雲が、たまたま中央区付近にかかり、普段とは異なる場所で雪が多くなったと考えられます。

 暑寒別岳は札幌から直線距離で約80キロメートル。「そんな遠い地形の影響なの? 」と驚くかもしれませんが、気象の世界ではよくあることなんです。なにせ、岩見沢の大雪の原因がシベリアの地形ということがあるくらいですから…。

 けさは突然のドカ雪で慌てた方も多いと思います。ただ、あすからの3連休はあまり雪が降らない見込みなので、一度しっかりと雪かきをしておけば、連休中は雪かきもお休みできそうです。

 (気象予報士 佐藤俊和)

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