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空港もホテルもマスク姿で接客 中国便利用者は体温測定も…新型肺炎 感染拡大の不安広がる

社会

 北海道で初めて新型肺炎の感染者が確認され、街中にはマスク姿の人が目立つようになりました。

 感染の不安に加え、経済的損失も含めた今後の先行きへの不安が広がっています。

 中村剛大アナウンサー:
「市電から降りてくる人の姿を見ますと、マスク姿の人が多いようです」

 北海道では初めての新型肺炎の感染者確認から一夜。

 札幌市内ではマスク姿で通勤する人が目立ちました。電光掲示板には注意を呼び掛ける表示も…。

 札幌市民:
「危険を避けたいということでマスクをしている。普段よりも街中に来る回数を減らしている」
「出たなという感じですね」
「手洗い・うがいはしていますが、ちよっと不安です」

 29日も中国から大勢の観光客が訪れた新千歳空港。到着ゲートから出てくる利用者はほぼ全員がマスク姿です。

 中には医療用のマスクをする人の姿も…。さらに空港職員も…。

 柴田平美アナウンサー:
「新千歳空港国際線ターミナルです。1週間ほど前からマスクをしての業務が推奨されています。ほとんどのスタッフがマスクを着けて対策しています」

 さらに一部の航空会社では28日から、中国便の利用者の体温を測定し、感染拡大を防ぐ対策を始めています。

 道内での観光を終え、中国に帰る観光客は大量のマスクを購入していました。

 道内のドラッグストアではマスクのほか、消毒用のアルコールも品薄の状態だといいます。

 さらに宿泊客の約6割が外国人という札幌市内のホテル。館内の消毒作業を強化するなど、感染拡大防止対策を進めています。

 鎌田祐輔記者:
「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、こちらのホテルではフロントを含めた全ての従業員にマスク着用を義務化されました」

 札幌市中央区の京王プラザホテル札幌では、感染者の増加を受け、3日前に全従業員にマスクの着用を義務付けました。

 フロント担当の女性:
「表情を出すのが難しいが、なるべく丁寧に大きな声で話をして、お客様に声を届けられるように意識して接客している」

 営業企画担当 加賀谷淳司支配人:
「掃除に入る客室のスタッフは宿泊客の情報がないまま清掃に入るので、そのリスクは非常に高いかなと考えている」

 さらにホテルの各所に宿泊客用のマスクを用意するなど、滞在者にも最大限配慮していますが、頭の痛い問題も…。

 このホテルでも2月にかけて約5000人分の予約がキャンセルされています。

 さらに、深刻なのが地方の観光地です。

 上杉幸生記者:
「この時期は例年、海外からお客さんでにぎわう和商市場ですが、今年は様子が違います」

 春節のこの時期は例年、たくさんの中国人観光客でにぎわい、かき入れ時となるはずの釧路市の釧路和商市場は今年はこの状況…。

 訪れる観光客は多くありませんが、3か所の入り口に消毒用のアルコールを置き、店員たちもマスク姿で接客しています。

 店員:
「団体旅行がないのであとは個人のお客様がどれぐらい来るか。(Q.影響は大きい?)そうですね。メインの勝手丼は中国の観光客が頼むことが多いので(影響がある)」

 新型肺炎は感染拡大の不安とともに、北海道に深刻な経済的ダメージを与えそうです。

みんテレ