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インフルエンザ早くも猛威 患者数は去年の37倍! ワクチン接種が不可欠なワケ 北海道

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 インフルエンザが、早くも猛威を振るっています。

 札幌市内の小中学校では学級・学年閉鎖などが相次ぎ、例年より早い流行となっています。一体何が起きているんでしょうか?

今年は流行が早まる!

 札幌市豊平区にある小児科では、朝から多くの人がインフルエンザの予防接種を受けに来ています。

 おひげのせんせいのこどもクリニック 米川元晴医師:
「例年と比べると1か月くらい早く始まっていますね」

 札幌市保健所によりますと、インフルエンザの感染により今週までに合わせて64の学校と幼稚園が休校や学年・学級閉鎖になっています。今年の特徴は…。

 おひげのせんせいのこどもクリニック 米川元晴医師:
「10年ほど前、新型インフルエンザと騒がれた型と同じものですね」

 10年前に猛威を振るったインフルエンザが今年も大流行の兆しだというんです。

 例年は1月から2月が流行のピークですが、今年は早くもこのインフルエンザウイルスが猛威を振るっています。

札幌の患者報告数 去年の37倍!

 札幌市の患者報告数は、去年のこの時期はまだ少なかったのですが、今年は10月から増えはじめ、去年の同じ時期に比べると約37倍の患者数となっているんです。

 その理由は2つあります。

 インフルエンザは毎年沖縄県から流行が始まります。その沖縄県では今年8月、ここ10年で一番の流行と起こっているんです。旅行客が本州や北海道に帰ってきて、感染が広まっているのではないかともいわれています。

 もう一つの理由に「人の移動」があります。ラグビーW杯が開催され、約40万人の海外からの観光客が来たといわれています。海外から早い時期にウイルスが持ち込まれているのではないかと思われます。

今年は早めのワクチン接種を!

 早くから流行が始まったインフルエンザですが、今年は特にワクチン接種が必要不可欠だといいます。

 そのワケを見ていきましょう。

 まず、今年流行しているのは10年前に流行した当時"新型"と呼ばれたものに似ていて、免疫のある人が少ないと言われています。

 さらに、2018年登場した抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」が効きにくい"耐性ウイルス"が現れています。その結果、症状が重くなる可能性があるということなんです。

 去年、おととしとワクチンが足りないという状況がありました。今年も早めのワクチン接種が不可欠ですが、米川元晴医師によると、現状「十分足りている」ということです。

夢のワクチンも!

 そのワクチンですが、近い将来"夢のワクチン"が登場するかもしれません。

 現在は注射による接種ですが、近い将来、鼻に噴射するタイプが出そうだということです。

 粘膜のバリアー機能を高める効果があり、阪大微生物病研究会が開発したもので、国に承認申請を予定しています。

 感染防御力が上がり、痛みがなく簡単、高齢者や乳幼児も使いやすいという利点があり、副作用の恐れが少ないといわれています。

 早い流行のインフルエンザ。ワクチンはもとより、手洗いや加湿など十分な予防を心がけたいですね。

 (UHB「みんテレ」より)

みんテレ