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がんを防ごう

3人に1人ががんで亡くなる時代― がんで亡くなる道民は年間約1万8000人北海道はがんによる死亡率が全国で2番目に高く、部位別でみても、肺、乳房、すい臓、大腸など大半のがんで死亡率が全国平均を上回っています。がんで亡くなる人を減らすには?UHBが北海道新聞とともに発信!がんにならないために出来ることは?がんと診断された時、どう向き合っていけばよいのでしょうか?正しいと知識と情報をお伝えします。

バックナンバー

2017年
8月30日(水)OA
あなたのがん『血液1滴』で見つけます~超早期がん検査最前線

内視鏡やCTなど診断機器や技術の進歩により、がんは昔より比較的早期に発見できるようになりました。
しかし、いまだ検診受診率は全国平均で30%〜40%台と低く、早期発見につなげ死亡を減らすことは大きな課題です。
そんな中、注目を集めているのが「血液」がんを早期発見
一回の採血で13種類のがんを発見する新しい検査の臨床研究が始まりました。
次世代「血液」検査の未来に迫ります。

東京・国立がん研究センター研究所で行われている「マイクロRNA」検査は3年後を目途に、
自由診療の枠組みで料金2万円程度で実用化を目指します。
検診の前段階の検査という位置付けで、この血液検査で「がんのハイリスク」と判定されても、やはり診断の確定には、
従来通りの精密検査が必要になります。

多くの方は「早く、がん検診として保険診療で受けられれば、もっと早期発見できるのに…」と思うかもしれません。

でも、がんを早く見つけることはメリットだけではありません。
実は、早期がんの中には「一生症状の出ないもの、進行が遅いもの」もあります。
たとえ超早期に見つけても「余計な不安を与えてしまう」といったデメリットもあることを忘れてはいけません。
そして、国が推奨する「がん検診」とは、「検診を受けることによって死亡率が下がった」ことが証明されています。
ですから、現段階では血液検査は「がん検診に代わるもの」ではありません。

ただ、いくつものがん検診を受けなくても1回の採血で効率良く、
複数のがんのリスクを見つけることができるというのは間違いありません。
血液検査の実用化によって、早くリスクを知ることができると従来の検診受診率が上がることも期待されています。

情報メモ

・「マイクロRNA」臨床研究
 国立がん研究センター研究所(東京・中央区)

・「アミノインデックス」検査
 さっぽろ北口クリニック(札幌・北区)
 問い合わせ 電話:011-709-1131
 http://www.teishinkai.jp/skc/

2017年
7月27日(木)OA
ウィッグで笑顔を取り戻す!~心を癒す「外見ケア」

がんになった時、治療のことだけでなく、お金や仕事のこと、様々な悩みが押し寄せます。
そして「外見の変化」も大きなストレスに。中でも、想像以上にショックを受けるのが、抗がん剤治療などによる「脱毛」です。
国立がん研究センターが行った抗がん剤治療の副作用の苦痛度調査(2009年)によると、「頭髪の脱毛」は男性では18位ですが、女性では1位。
髪や眉が抜け落ち、別人の様に変わってしまう不安…そんな患者たちが上を向いて闘えるように!笑顔を支える「外見ケア」とは?

国立がん研究センター中央病院には、2013年「アピアランス支援センター」が開設。
治療に伴う外見変化に対処し、「がん患者が自分らしく生活できるよう支援すること」が目的です。
医療の進歩により、がん生存率が上がり、また仕事しながら通院する患者も増加。
こうした背景から、がん患者のアピアランス(外見)に対する意識が強まり、ケアの重要性も少しずつ認識され始めています。

もともとはアメリカで行われていたヘアドネーション。
多くの有名人も髪を寄付するなど、いま国内でもブームになっていています。
夏休みの自由研究として取り組む小学生も。
ブームになるのはとても素晴らしいことですが、髪の寄付も脱毛など外見のケアも「当たり前の様になるのが理想」だと、取材した美容師や医師は話します。

ただ、全員がウィッグやケアが必要な訳ではありません。
高齢の患者さんは、帽子で十分という方もいます。
「その人がその人らしく、普通に生活を送れるよう」
周りが理解することも大切な外見ケアの1つなのかもしれません。

情報メモ

・脱毛相談・ウィッグカットなど
 美容室 アウル(札幌・西区琴似)※水曜日は病院訪問
 http://www.owl-matsu.com/

・ヘアドネーション
 NPO法人Japan Hair Donation & Charity(通称 ジャーダック)
 https://www.jhdac.org/index.html

・ヘアドネーション賛同美容室
 美容室 アトリエ ジジ(札幌・北区新琴似)
 http://www.atelierzizi.com/shopinfo/
 ヘアサロン エクス(札幌・中央区)

2017年
6月29日(木)OA
がんになっても働けますか?②~No moreがんハラ!働き方改革はいま

医療の進歩により生存率が向上し、がんと共に「働く」時代へ。
仕事をしながら通院するがん患者は、全国で約32万5000人に上ると推計されています。
しかしその一方で、解雇や退職を迫られる「がんハラスメント」に悩む患者も・・。
治療と仕事を両立するため、社会はどう変わらなければならないのでしょうか?

がんなどで社員が退職することになった場合は、社員が持つ経験やノウハウを失うことに。
少子高齢化で労働人口が減る中、恵庭建設は「社員が働きやすい」環境を作ることは、新たに人材を雇うよりもメリットがあると考えています。

ただ、病気の社員を雇うと企業の負担は増えます。
例えば東京都では、今年度から企業ががん患者を雇用しやすいよう「助成金」の支給を行っています。
また、産休や育休後の「時短勤務」は育児休業法で法律化されていますが、がんにはありません。
がん患者にも育児並みの対策を求める声も上がっています。

乳がんを早く見つけるために そんな中「企業が今から出来ることは?」なんなのでしょうか?
社労士の市村通乃さんに聞きました。

社員と企業のコミュニケーションが第一!
がんは手術して終わりではない。
通院もあれば体調が再び悪化することもある。
継続して話し合うことが重要です。

2017年
6月26日(月)OA
がんを防ごう特別編~乳がんから命を守るためにできることは?

乳がんを公表してから、およそ1年。
フリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が闘病の末、亡くなりました。
日本人女性の11人に1人がなると言われている乳がん。
今だからこそ知ってほしい…私たちが「乳がんから命を守るため」にできることとは?

基本的に乳がん検診は、40歳以上、2年に1回のマンモグラフィー検査が推奨されています。
自営業だったり、職場で検診を受ける機会がない主婦などは、検診から遠ざかりがち。
そういう方のために、「自治体による乳がん検診」があります。

【どうやって、どこで受けられるのでしょうか?~札幌市の場合~】
毎年、40歳の女性を対象に「乳がん検診無料クーポン券」が送付されます。40歳の方はこのクーポンを使って無料で検診を受けることができます。
それ以降も、検診費用を補助してくれます。
40歳以上の女性は偶数の歳に、
●北海道対がん協会 札幌がん検診センター…1300円
●指定の医療機関…1800円
(詳しくは札幌市のホームページで確認できます)

さらに今年度から変わったポイント!
補助の対象ではない奇数の歳の方も、「直前の偶数の歳」に検診してない場合は補助を受けられます。
例えば・・今年45歳の方でも、44歳の偶数の歳の時に検診を受けていなければ低料金で受けることができます。

乳がんを早く見つけるために 様々な情報が飛び交う中、いたずらに、乳がんを恐れるのではなく、普段から自己検診し、定期的に検診を受け意識を高めることが大切です。

2017年
5月25日(金)OA
がんになっても働けますか?①「治療と仕事の両立」患者の叫び

受動喫煙対策について話し合う自民党の会合で、議員からの「がん患者は働かなくていい!」という発言に波紋が広がりました。
日本では年間で新たに約86万5000人ががんと診断され、そのうち約3割が「働く世代」。
医療技術の進歩により生存率が向上し「がんと共に働く時代」になっています。しかし、その一方で、「治療と仕事」を両立できない難しさも。がんになっても働けますか?患者たちの心の葛藤に迫りました。

仕事は生活費や治療費のためだけじゃない、その人の「生きがい」。バリバリ働いてきた働く世代のがん患者にとって突然「社会から断切される」ことの辛さ、失望感は計り知れません。仕事を続けるために患者はどう行動すれば?

がんになった時どうする?患者心構え3カ条【がんになった時どうする?患者心構え3カ条】
① 「がんになったから働けない」という先入観を持たない!
② 病気について事業者に相談。対等な立場で希望を伝える。
③ 就業規則の「休職」のところを確認。こまめに事業者と連絡を取る。

とにかく1人で悩まないことが大切です。
就労支援窓口や医師や看護師、社労士に相談する方法も。

情報メモ

・斗南病院(札幌・中央区)
 「がんサロン」毎週火曜日 第4火曜日のテーマは「働く」
・ハローワーク札幌東(札幌・豊平区)
 「長期療養者相談窓口」※要予約 がん患者などの就職支援を行う

2017年
4月28日(金)OA
進化する放射線治療~切らないがん治療最前線

2017年
3月30日(木)OA
子供から大人へ・・地域を変える!予防の切り札「がん教育」

2017年
2月23日(木)OA
36歳で「卵巣がん」サバイバーになりました~沈黙のがんが教えてくれたこと

初期の段階では症状がなく、進行が早いため「沈黙のがん」「サイレントキラー」と呼ばれる「卵巣がん」。
そんな卵巣がんから自分の体を守るためには、どうしたらよいのか?
そして、がんになった時どう向き合っていけばいいのか?
36歳で「卵巣がん」と告知されたある女性の生きる道を追いました。

「がんになっても私は私…」
安住さんは、まだ悩むこともあると言いますが、堂々と歩む姿は、同じ境遇の方に希望を与えます。

私の母も7年前に卵巣がんになり、見つかった時は進行していて、とてもショックを受けました。娘の私も卵巣がんになるリスクは高くなります。でもそのお陰で、30代の頃から定期的に婦人科に行くようになり、自分のために頑張ってくれている体と向き合うようになりました。

残念ながら、卵巣は、子宮頸部や体部のように器具を入れて細胞を取ることができないため、
「卵巣がん検診」というものはありません。
しかし、超音波検査で卵巣が腫れているかどうか調べる方法があります。
私は年1回の子宮がん検診とともに、医師と相談して、オプションで超音波検査を受けています。
超音波検査は(保険適用1600円程)、卵巣の様子だけではなく、子宮筋腫子宮内膜の異常など、いろんなことが分かります。

女性の中には出産後、婦人科に定期的に行かなくなった方も多いと聞きます。
早期発見のためには、若い頃から何かあったら相談できる「かかりつけの婦人科を持つ」ことも大切なことかもしれません。

自分の体を守れるのは自分しかいないのです。

情報メモ

・子宮がん検診+超音波検査
 円山レディースクリニック(札幌・中央区)http://maruyama-ladies.com/

2017年
1月27日(金)OA
「がんと遺伝」予防の未来は~遺伝性乳がん

2016年
11月24日(木)OA
がんの陰にかくれない!~患者の私があなたに知ってほしいこと

2016年
10月27日(木)OA
女性も知らない?急増する『子宮体がん』~命のゆりかごを守るには

女性特有のがん「子宮がん」。子宮がんには2つの種類があります。
ひとつは、いま若い世代に増えている「子宮頸がん」。
そして、それを上回り、この30年間で約7倍にも罹患数が急増しているのが「子宮体がん」です。
閉経後に多いがんですが、出産や子育て世代で発症する女性も・・。
命のゆりかごを守るために、すべきこととは?

千秋さんのように、偶然、体がんが早期で見つかり、子宮を温存でき命を授かるというのは稀で、子宮を摘出するケースが多いのが一般的です。

命のゆりかごを守るために。
まずは不正出血などの症状を放っておかない。
そして、自分がリスクが高いがどうか知って、早めに検診を受けることも重要です。

子宮体がんになりやすい人
●妊娠・出産経験がない
●月経不順
●肥満や糖尿病
●体がん、乳がんなどの家族歴がある など

出産経験がない、高齢出産というのは、この時代、珍しいことではありません。
女性の多くが、他人事ではないのです。20歳になったら「頸がん」検診。40代からは医師と相談して、
特にリスクがある方は、合わせて「体がん」の検診も考えてみて下さい。

情報メモ

・子宮がん検診
 まどかレディースクリニック(札幌・中央区)http://madoka-lc.com/

2016年
9月29日(木)OA
『肺がん』死亡率ワースト1を返上②~たばこを吸わない「肺腺がん」早期発見

肺がんの死亡率が全国で最も高い北海道。
大きな要因の一つは高い喫煙率にありますが、実はいま「たばこを吸わない」女性にも肺がんが増えています。
その多くが、早期には自覚症状もない「肺腺がん」です。
「肺腺がん」から命を守るために、早期発見のカギを握るのは?

予防や発見が難しい肺腺がん。
早期に発見しようと、検診に適した低線量のCT肺がん検診を行っている病院は、増えてきています。

札幌東区の札幌がん検診センターでは、CT検診を希望する方は受けることができます。
もちろん、毎年のX線検査も重要ですが、KKR札幌医療センター磯部医師は「50歳、60歳になったらCT検診を受けてみること」をお勧めしています。
料金は8,230円。
ちょっと高いかな?と思う方もいるかもしれませんが、例えば「大切な人のため、誕生日や結婚記念日に検診を贈る」という方もいるそうです。

ある肺腺がんの女性の言葉です。
「全てのがん検診を受けていたけれど私はたばこを吸わないので肺がん検診だけ受けていなかった・・」
たばこを吸わなくても検診は必要です。
「思い込みは怖いこと」。正しい知識を持って検診を行いましょう。

情報メモ

・低線量CT肺がん検診
 北海道対がん協会 札幌がん検診センター

2016年
8月26日(金)OA
『肺がん』死亡率ワースト1を返上①~待ったなし!北海道「たばこ対策」

2016年
7月28日(木)OA
感染を絶って『胃がん』撲滅へ!~予防の切り札「ピロリ菌」

年間5万人が命を落とす「胃がん」。
しかし、今や「胃がんで亡くなるのはもったいない!」時代に。
運命の分かれ道となるのは・・「ピロリ菌」です。
日本人の約4割の胃に住み着いているという、胃がん撲滅の切り札に迫ります。

胃がんで命を落とさないためにはまず自覚症状がなくても内視鏡で胃炎などがあるか調べてみましょう!
→胃炎などであれば、ピロリ菌検査をして
→陽性であれば除菌します(保険診療)
ただ、除菌しても胃がんになるリスクはゼロではないので、内視鏡による経過観察も重要です。

「内視鏡嫌だな・・尿検査だけで調べることはできないの?」という方は
ピロリ菌専門外来を受診することをお勧めします。

病院によって異なりますが、尿、呼気検査でピロリ菌を調べることができます。
ただ保険外診療なので料金は様々。各病院に問い合わせて下さい。

現在、年間およそ150万人が除菌治療を受け、これが続けば2020年には、
胃がんで亡くなる方は、今より2万人も減ると推定されています。
胃がんは効果的に予防できます。できることから始めませんか?

情報メモ

・ピロリ菌外来
 国立函館病院(函館市川原町)
 ピロリ菌感染を調べる尿検査 1000円で実施
 検査受付 電話番号/0138-51-6281

2016年
6月30日(木)OA
『乳がん』を正しく知れば怖くない~乳がん検診3つの疑問

2016年
5月26日(木)OA
その血糖値もしかしたら『すい臓がん』?~沈黙の臓器の声

札幌では毎年、「難治性がんの撲滅」を目指したが啓発イベントが行われています。
「難治性がん」とは、その名の通り5年生存率が50%以下の早期発見が難しく、治りにくいがん。
中でも、最も生存率が低いのが「すい臓がん」です。
初期の自覚症状がほとんどなく、発見された段階では進行していることが多い、非常に予後が厳しいがんです。そんなすい臓がんの死亡率が全国で1番高いのが北海道。
すい臓がんを治す!ために…早期発見の鍵を握る「危険なシグナル」とは?

「糖尿病以外にももう一つ、すい臓がんの重要な危険因子に「家族歴」があります。
いわゆる「家族性すい臓がん」。

アメリカの調査によると、両親・兄弟・子供=1親等に2人以上のすい臓がん患者がいる人がすい臓がんを発症するリスクは6.4倍にも増加します。

沈黙の臓器すい臓。
早期発見には、家族歴や糖尿病のような危険因子にいかに早く気が付くかがとても重要です。
そして気がついたら、すぐに病院を受診し、専門医に相談をして下さい。

情報メモ

・手稲渓仁会病院(札幌・手稲区)
 受診相談コーナー 電話番号/011-685-6909(直通)

・すい臓がん患者支援団体「パンキャンジャパン北海道支部」

2016年
4月28日(木)OA
女性死亡数TOPの『大腸がん』~早期発見のカギ!最新大腸がん検査

がんによる死亡数、女性の1位は「大腸がん」(2014年)です。
しかし、その一方で、早期発見・治療が出来れば、8割以上の人が治る病気でもあるんです。
早期発見を阻むのは…「検診」という壁。
大腸がんから命を守るために知っておきたい、検診のいま、そして最新の大腸内視鏡検査とは?

「便潜血検査」の受診率も北海道は低いのが現状です(32.7%。全国の最低グループ)。
「便潜血検査」は便の表面をこすりとって採取するだけの簡単なもの。
便秘がちな女性は2日続けて採取するのが難しかったり、簡単なのでいつでもできる・・という気持ちから受けない人も多いと言います。

では実際に、どこに問い合わせれば良いのでしょうか?
会社員で便潜血検査を受けている人以外(自営業の方、主婦、高齢者)は全て、
お住まいの市町村の
①「がん検診」担当の窓口や、②指定する医療機関へ

札幌市の場合
■各区の保険センター
■北海道対がん協会 札幌がん検診センター
対象年齢や費用は市町村によって異なるが、札幌市は40歳以上 400円

「自覚症状がない」うちから、「便潜血検査」を毎年受けるだけで、大腸がんで死亡するリスクが60~70%程下がるという、とても有効な方法。
大腸がんから命を守ることができる・・年1回の検診が重要です。

情報メモ

・内視鏡検査に抵抗がある人も受けられる「仮想内視鏡検査」
 小笠原クリニック札幌病院(札幌・南区)