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なぜ? 全面開通した"日勝峠"で事故多発 「カーブがきつい」 北海道

2017年11月28日07:15
 2016年8月、台風10号による被害で、通行止めになった国道274号線の北海道日勝峠。10月にようやく全線開通になり、まもなく1か月を迎えます。

 その一方で、通行止め解除後には、物損交通事故が相次いでいます。なぜ、事故が相次ぐのか。潜む危険を検証しました。

 トラックや車が勢いよく走行するこちらの道路。2017年10月、全線開通となった国道274号線の日勝峠です。道路脇を流れる川沿いには、流木の塊が残るなど、現在も災害の爪痕が確認できます。

 篠原巨樹キャスター:「大量の濁流と、流木が押しよせて、橋そのものの姿が無くなっています」

 2016年8月、台風10号による被害で、日勝峠は道路が陥没し、橋が流されるなど、66か所が甚大な被害を受けました。

 その後、復旧工事が着々と進み10月28日、ようやく開通となりましたが…。

 記者:「札幌市方向から日勝峠に向かっていた大型車両は、迂回せず、そのまま直進し、こちらの場所で事故にあったということです」

 開通して2日後、千呂露橋(ちろろばし)付近の迂回路で大型車両が路外に飛び出す事故が発生。また11月7日には大型トレーラーがカーブを曲がりきれず横転する事故も。

 日勝峠では橋の崩落に伴い、3つの迂回路が設けられていますが、全面開通後、約10件の事故が発生。そのうち3件は迂回路で起きています。なぜ、迂回路付近で事故が起きるのでしょうか。日高側から走行してみると…。

 記者:「まもなく、千呂露橋付近に入ります。道路側には標識があり、徐行、急カーブなどの標識があります。ナビの方を見ますと、直進を示していますが、橋の手前から迂回路となります」

 一つ目の迂回路となる千呂露橋の仮橋は、大きくカーブを描く形状ですが、ナビは直進を示しています。

 実は、この付近で事故を起こした大型車両の運転手のナビも走行した際に直進を示していて「カーブだと思わず、ハンドル操作が間に合わなかった」と話しているのです。

 実際に走行したドライバーは…。

 乗用車の運転手:「約19年日勝峠走っているけど(カーブが)、ちょっときつい」

 観光バスの運転手:「一部路肩が弱くなっているところがあるので、路肩の方を走ると危ないのかなという感じは受ける」

 トラックの運転手:「(標識は)目にはつくんですけど、ちょっと少なすぎる、もうちょっと手前から迂回路があれば看板でも、だいぶみなさん気づくと思う。気づかない人が多いですね」

 また、大颱橋(だいたいばし)の仮橋や、岩瀬橋の仮橋など、迂回路を利用したドライバーから聞こえてきたのは、標識のわかりにくさとカーブのきつさ。

 特に大型車は、徐行の看板が目につかず、スピードが出たままカーブに差し掛かることが多いように見受けられました。

 これから本格的に雪のシーズンとなる日勝峠。道路状況が以前と変わっているところもあり、より慎重な運転が求められます。

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