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冬の値上がり 主食のコメにも野菜・サケに続き食卓・店を直撃!広がる困惑 一方で健康志向への注目度上昇

2018年1月5日19:50
 皆さんが毎日食べているお米。ここ数年、値上がり傾向が続いていて、特に2017年は目に見えて高くなりました。

 いつまで続くのか。相次ぐ値上げに関係者からも戸惑いの声があがっています。

 スーパーの棚に並ぶパック入りごはん。

 発売以来、29年間同じ価格で販売されてきたこの商品が、2017年11月、初めて値上げとなりました。

 全体の約3割、31商品が、希望小売価格で1パックあたり2円から10円の値上げ。

 さらにコンビニエンスストアのおにぎりも、2017年10月末ごろから、6円から30円値上がりしています。

 消費者:「毎日食べるものなので、(影響は)大きい」「あきらめです」

 なぜお米が値上がりしているのでしょうか。

 おむすびきゅうさん 川原悟店長:「飼料用を作れば単純に助成金が出るってことですね。足りていない飼料用を作ろうと動いている方々もいて、そうすると主食用が足りなくなってくる」

 減反政策の廃止に伴い、補助金が支給される家畜などの飼料用の米や、より収益が得られるブランド米の栽培に移行する農家が増えていて、結果的に業務用の米の栽培が減っているためです。

 日本炊飯協会によりますと、主な業務用の22銘柄の取引価格は、この3年間で、約40%も値上がりしているのです。

 この値上がりは、人気が高まる北海道産米にも及んでいます。

 おむすびきゅうさん 川原悟店長:「(北海道産米は)量は取れているんですが、品質があまり良くないというか、製品化したときに量が少なくなってしまうんですね。なのでその分、値段が高くなる。北海道のお米がどんどん人気が出てきて、高値で推移しているっていうのもあります」

 例えば「ななつぼし」の平均価格で見ると、2014年から1キロあたり55円、約17%値上がりしました。

 この状況に、コメを使う業者には困惑が広がっています。

 観光客にも人気の鮭やイクラ、昆布など、海の幸を使ったおにぎりが、2017年10月から値上げを余儀なくされているのです。

 佐藤水産レストラン:永井美代子さん:「30円から150円値上げしました。こんなに値上げしたのは初めてですね。秋サケが不漁ということと、それに伴って原料(サケ・イクラ)の値上げ、お米も値上がりしているので」

 相次ぐ原材料の高騰にダブル・トリプルパンチという状況ですが、一方で、何とか影響をしのごうという動きも。

 定食の白米と五穀米を選ぶことができるこの店では、2017年11月から、五穀ごはんの雑穀の割合をあげました。

 大戸屋直営事業部 鈴木幾間さん:「20%から44%まで(雑穀を)増やしました。改定後は60%、店舗によっては70%のお客様からご支持いただいています。結果的ですが、米の価格上昇分は抑制できた」

 客の反応は良いといいます。

 五穀ごはんの客:「おいしい。好きなのと、体にいいと思って」「いろんな食感がある」

 五穀米の栄養素は白米に比べ低カロリーなのに、食物繊維が、約5.6倍、カルシウムは3.9倍に。

 値上がり分を抑えて、健康にもうれしい効果が生まれているようです。

 止まらないコメの値上げ。2018年も食卓への影響は続きそうです。

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