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“初午いなり”って? 店頭に並ぶいなりずし 日本古来の風習から新たな動きが 北海道

2018年2月7日20:10
 みなさん、2018年2月7日が何の日かご存知でしょうか? 「初午(はつうま)の日」といって、日本古来の風習で油揚げを神社に奉納する祭りが開かれてきましたが、いま新たな動きが出てきています。

 "初午いなり"と名付け、いなりずしを販売する店が、北海道で増えているんです。節分の恵方巻きのように定着出来るのでしょうか?

 札幌市中央区の札幌伏見稲荷神社。氷点下7度と冷え込む中、なぜか行列が出来ていました。

 行列に並んでいた人:「もらってきました」

 お目当ては、先着200人に配られた「いなりずし」。

 いなり寿司をもらった人:「ラッキーでした。すごい、きれい」「家に帰って(奥さんと)二人で食べる」

 みすずコーポレーション 和田弥所長:「初午まつりっていって稲荷神社のお祭り。キツネが稲荷神社の使いということで、キツネの好物、油揚げから、いなりずしを食べてもらう」

 "初午の日"は1300年以上前の2月最初の午の日に、稲荷の神が降り立ったとされる日を起源とします。稲荷の神の使い、キツネの好物が油揚げであることにあやかり、全国の稲荷神社に奉納する風習が続いてきました。

 この風習に目をつけたのが日本惣菜協会です。2013年から初午の日に食べるいなりずし"初午いなり"の普及を始め、2018年は全国で200以上のスーパーや百貨店と連携、北海道でも販売店が増えています。一方、街の反応は…

 記者:「Q. "初午いなり"って知ってる? 」

 街の人:「知らない。初めて聞いた」「いなりずし? 」「神社にいるもの? 違う? いなりだから、そうじゃない」「初午の日に食べる、おいなりさんじゃない」

 まだ認知度が低い「初午いなり」…。暦の上で、毎年変わる初午の日より、祝日の方が定着が早いのではと、"全日本いなり寿司協会"は、2018年から建国記念日を「初午いなりの日」としブームアップに努めます。

 毎日いなりずしを食べ、協会の理事を務めるこの人も。

 全日本いなり寿司協会理事 "いなり王子"こと 坂梨カズさん:「毎年変わってしまうと、なかなか定着しない。2月11日、建国記念の日を"初午いなりの日"と制定した」

 約20年前に大手コンビニが販売し、徐々に全国に広がった節分の恵方巻き。一方、バレンタインも友達にあげる"友チョコ"、自分用の"ごほうびチョコ"など業界の仕掛けで商戦が活発化しています。では"初午いなり"は定着するのか?マーケティングの専門家は。

 北星学園大学 西脇隆二教授:「恵方巻きが節分の日、さらにバレンタインがすぐに控えている。日程的に考えるとちょっと厳しい。時間をかけて文化として普及させることが大事」

 新たな商戦の目玉として定着するのか、今後に注目です。

 キャスター:チョコレートを渡す相手も恵方巻きの種類も増える一方で、恵方巻きの大量廃棄の話も話題になりました。新たな食文化を知ると同時に、食べ物を大切に味わう心も持ち合わせたいものです。

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