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函館スルメイカ不漁…例年にない"小ぶり" 苦慮する加工業者が目を付けたのはあの魚だった!! 北海道

2018年6月6日15:45
 北海道函館市の旬の味覚スルメイカ漁が6月1日に解禁されました。ここ数年、深刻な不漁続きで地元の水産加工業者は対応に苦慮していますが、2018年から、イカに代わる"あるモノ"に注目が集まっています。

 観光名所の函館朝市。6月1日に漁が解禁となったスルメイカがいけすで優雅に泳ぎ、観光客を楽しませています。しかし今、ある異変が…。

 観光客:「意外と小さい?」

 古村知華記者:「イカが釣れました! ただやはり小ぶり…」

 津軽海峡を中心に行われる函館市のスルメイカ漁。初日は燃料価格の高騰もあり、早めに漁を切り上げる船が目立ちました。

 漁師:「去年より悪いかも…」「最近にないくらい小さい」「油代にもならない」

 初日こそ、2017年より400キロ多い約1500キロが初セリにかけられ、1キロ4300円の値がつくご祝儀相場となりました。

 しかし、イカの大きさは14センチ前後と、例年より小ぶりなものが目立ちました。

 専門家によりますと、2018年も海水温の変化やイカの産卵場の縮小が続き、漁獲量が大きく増えることはないとみられています。

 ほかにも不安要素はあります。今週から始まる中型船によるイカ漁の漁場・日本海の大和堆に、既に北朝鮮の船が出没し、違法操業を繰り広げているのです。

 深刻なイカ不足に、函館市の加工業者からは悲鳴も上がりますが、中にはこんな会社も…。

 古村知華記者:「塩辛などイカの加工品製造を行うこちらの会社では、不漁続きのイカの代わりに、"ある原料"に注目しました」

 ソネ食品 水山康平社長:「函館はやっぱりブリ!」

 新たに開発した「鰤燻(ぶりくん)」。品不足のイカに見切りをつけ、ブリを燻製にしました。味もイカに負けていません。

 ソネ食品 水山康平社長:「(Q.イカ漁に期待感は?)ないです。地球環境が変わってきてる」

 漁獲量が年々減少するスルメイカ。一方、ブリはどんどん獲れ続けています。

 水揚げは、この10年で9倍以上に増え、2016年は約7500トンと、スルメイカを大きく上回っています。

 噴火湾沿岸の南茅部地区でもブリがどんどん獲れ始め、函館市はいまやブリの水揚げ全国2位のマチとなりました。

 ソネ食品 水山康平社長:「イカは幻のイカ。"函館の街イカ"を"函館の街ブリ"にしたい」

 減り続けるイカに増え続けるブリ。イカ不足にあえぐ函館の加工業者の試行錯誤が続いています。

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