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1か月ぶりクマ出没 なのに猟友会がいない…理由は1156万円の"報償費" 議会で否決 北海道島牧村

2018年9月22日08:00
 また、不安な夜が続くのでしょうか? 20日夜から21日未明にかけ、北海道島牧村で、クマの目撃が相次ぎました。

 港で漁船を荒らすクマの姿をカメラが捉えました。

 佐藤健カメラマン:「あ!クマです、クマがいます!」

 国道を横切る、体長2メートルほどのクマ。20日午後9時30分ごろ、島牧村元町の住宅の近くで、「みんなのテレビ」のカメラがとらえました。

 田中うた乃記者:「クマが船で餌を漁っています」

 さらに、21日午前0時30分ごろには、国道そばの千走漁港で漁船を荒らすクマの姿も撮影しました。

 エビ漁に使う餌を食い荒らしており、警察は警戒を強めていますが、今回のクマ出没騒動、今までのケースとはちょっと様相が違います。

 田中うた乃記者:「通報してから1時間がたちました。通常ならハンターが大勢集まってくるはずですが、警察の姿しか見当たりません」

 猟友会の姿がない…。なぜ、こうした事態に陥っているのでしょうか?

 実は、クマの警戒のため猟友会のメンバーが出動した場合、村の要綱により1人1回3万円の報償費が支払われます。

 7月末から続いたクマの出没で報償費などの合計が1156万円に上っています。それが高額すぎると村議会で補正予算案が否決され、支払われない事態になっているのです。

 島牧村村議会 坂下初雄議員:「議会側としては、(報償金を)出さないと言っているのではない。努力は認めるが、緊急時と普段のパトロールで、差をつけて補正予算を出してくださいという事だった。村は猟友会を含め解決するための話し合いが必要だ」

 実際に出動した猟友会のメンバーは…。

 猟友会メンバー:「私たちがしてきたことを、夜でも日中でも議員さんたちは現場に来てみたのかなという思いはある。自分の命がかかってますんで、それを人の命と金額と(比べて)高いと言われてもどうなんだろうね」

 住民の間には不安が広がっています。

 住民:「クマ出たってパトカーは来るけど、(猟友会は)誰も来ないしょ。夜だって見回りしないしょ、もう」「難しいところだね。いろいろ考え方あって、難しいところ」

 クマが出没する中、この問題の出口は見えていません。

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