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収穫期の農業 実りの秋 なのに働き手がいない…厚真町全体が地震で被災 深刻な"人手不足"に 北海道

2018年9月24日18:49
 震度7の大地震により大きな被害を受けた厚真町。この3連休も多くのボランティアが参加し復興へ向けた作業が進められていますが、収穫期を迎えた農業では人手不足が深刻となっています。

 この3連休、被災地には多くのボランティアが訪れ復興に向けた作業が進められました。その一方でボランティアの手が届かない所もあります。

 実りの秋。様々な農作物が収穫の時期を迎えます。厚真町で農業を営む山崎基憲さん。畑には大きな被害はなかったものの、困った事態に陥っています。

 厚真町の農家 山崎基憲さん:「厚真町全体が被災してしまって、パート従業員も被災している。それで実質2週間くらい、農作業がストップしてしまった」

 人手不足。ジャガイモの収穫に小麦の種まきなど作業が立て込む季節なのに働き手がいないのです。

 そこで名乗りを挙げたのが、ボランティアチーム「石狩思いやりの心届け隊」です。

 石狩思いやりの心届け隊 熊谷雅之隊長:「このままだと雨が降ったりで、腐っちゃって収穫できない。せっかく半年、1年かけて大事に育ててきたものが収穫できないっていうのは非常にかわいそうですし、イコール農家の収入の元ですからね。それが減ってしまう、無くなってしまうというのは非常に苦しいだろうなと」

 「石狩思いやりの心届け隊」は、2011年の東日本大震災直後に結成されました。

 石狩市に住む90人あまりのメンバーでいまも東北地方の支援を続けています。

 今回の大地震でも発生直後から給水や炊き出しなどを行ってきましたが、農作業はボランティアの隙間となっていました。

 石狩思いやりの心届け隊 熊谷雅之隊長:「どうしてもボランティアセンターだと住まい、生活の応援をする。廃材を片づけたり、家の中を掃除したり、それが社協さんは重点的にやっているということで」

 農作業は個人の収入に結び付くため、社会福祉協議会など町が呼びかけているボランティアは支援しにくいのが現状です。

 「石狩思いやりの心届け隊」は、それとは別にSNSなどで参加者を募り農作業を手助けしているのです。ジャガイモの収穫をボランティアに任せたため、山崎さんは小麦の種まきに専念できました。

 厚真町の農家 山崎基憲さん:「すごく助かっていますね。それ以上に、笑顔でやってくれてるってことが僕らにとって一番うれしいことかな。元気になれる、それが一番ありがたいなって」

 多くの人たちの思いが詰まったメークイン。現在開催されている「さっぽろオータムフェスト」で販売されています。

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