“フェリーで北海道脱出”間一髪阻止…札幌の店でベルト万引き→店員殴打し逃走『強盗致傷』容疑の男 小樽の港で発見し逮捕「盗んでないし殴ってない」容疑否認
札幌市白石区の作業用品店で商品を万引きした上、店員に暴行しケガをさせた男が逃走していた事件で、警察は塗装工の32歳の男を逮捕しました。
強盗致傷の疑いで逮捕されたのは住所不定の塗装工の32歳の男です。
男は2023年11月21日午後5時ごろ、札幌市白石区菊水元町3条2丁目の作業用品店で、商品を盗んで逃走し追ってきた50代の男性店員に暴行しケガをさせた疑いが持たれています。
男は当時店内で陳列されていたベルト1本(販売価格1304円)を盗んでいて、目撃していた男性店員に声を掛けられましたが逃走。その際、男は付近路上で揉み合いとなり男性店員の顔付近に腕を叩きつける暴行を加えていて、そのまま自転車で逃走していました。
男性店員は唇を切ったほか、転倒した際に膝などを打ち軽いケガをしています。
事件直後に警察は、白っぽいジャンパー・灰色のスウェットズボン・白のサンダルを着用し、赤のリュックを所持していた男が逃走したと情報を公開。その後の周辺の防犯カメラの映像などから男が浮上したものの、所在が分からず捜査が続いていました。
警察によりますと各交通機関にも協力を要請していたところ、フェリー会社から「フェリーで男が道外に出ようとしているようだ」などとの情報が警察に寄せられていました。
事件から3か月以上が経過した3月5日、小樽市築港のフェリーターミナルから道外行きのフェリーに乗ろうとしている男を警察が発見し逮捕しました。
調べに男は「店にいたのは間違いないが盗んでもいないし店員も殴っていない」などと容疑を否認しています。
警察が事件当時の状況や男の動機などを調べていく方針です。