「便利」「ちょっと手がかかる」マイナ保険証への本格移行へ賛否の声…現在の保険証は『資格確認書』で代用 “資格情報のお知らせ”も捨てないで! 北海道
12月2日からマイナンバーカードに健康保険証を一体化する「マイナ保険証」への移行が本格的に始まりました。利用者からは戸惑いの声も聞こえてきました。
12月2日から健康保険証の新たな発行が停止され、マイナンバーカードと保険証が一体化した「マイナ保険証」への本格的な移行が始まりました。
薬や過去の特定検診の履歴などを引き継ぐことで、正確な治療や事務の効率化が期待されています。
ただ厚労省によりますと、北海道でのマイナ保険証の利用率は約16%と低い水準にとどまっています。札幌市北区の病院では、マイナ保険証の利用者が徐々に増えているといいます。
「違う病院に行っても全部(情報が)反映される。便利だと思います」(利用者)
その一方で、戸惑いの声も聞こえてきました。
「ちょっと手がかかる。紛失しやすいんじゃないかなというのが心配」
「保険証はタッチしたり何もしなくていい。慣れてはいるけれど“おっくう”」(いずれもマイナ保険証利用者)
「(マイナカード)持ってるけど普通の保険証を使う写真ついてるでしょう あれイヤなの」(マイナ保険証を利用しない人)
「マイナンバーカードの機械が1台しかない。これから本格的に運用開始となると受付自体が混みあってしまって、その分診療も遅れてしまう」(医療事務の担当者)
いまの保険証が使えるのは最長で2025年12月まで。マイナ保険証への完全移行はスムーズに進むのでしょうか。
今後医療機関を受診する際、マイナンバーカードを持っていない人、持っていても保険証の登録をしていない人には、「資格確認書」というものが順次届きます。健康保険証の代わりに提出すれば、これまで通り受診できます。75歳以上の後期高齢者にも届きます。
ただ、マイナ保険証として使える人も注意が必要です。