スーパーの棚が空に “コメ不足”その後…価格高騰が続き飲食店では値上げも―専門家は「年明けも上がるが6月ごろから下がる」 調達先の多様化が進み農家から直接買い付けも
2024年の夏、小売店で品薄となったコメ。新米が出てからは解消されましたが、価格は高騰しています。今後どうなるのでしょうか。
コメの品薄時には数量限定販売でしたが、新米が出回ってからは通常に戻りました。全国各地の50種類を超えるコメが並びます。しかし、以前と比べてこんな変化が。
「価格が一番変わっている。1.5倍くらいは上がっている」(こめしん 徳山 大介 社長)
1日1400食が出る札幌市役所地下の食堂。年明けから全てのメニューを10円から90円値上げします。
「コメの大幅な値上げで、どうしても値上げせざるを得ない状態になった」(札幌市役所地下食堂 堤 道弘さん)
物価や人件費の上昇に、コメ価格の高騰が追い打ちをかけました。
消費者物価指数の推移を見てみると、食料全体がじわじわと上昇を続ける中、コメ類が一気に上がっているのがわかります。
4年前と比べると4割近く上昇しています。