『クリスマスツリーの木』周辺で“駐車禁止”始まる＿冬に押し寄せる観光客で渋滞や事故懸念の声に対策…「気持ちよく観光して住民生活も守りたい」北海道美瑛町
大勢の観光客が押し寄せることで、住民生活に影響が出るのを抑えようと、北海道上川の美瑛町の観光スポットで駐車禁止の規制が始まりました。
雪で覆われた美瑛町の丘にたつ「クリスマスツリーの木」。
絵画のような景色が人気の観光スポットで、1月30日も雪が降る中、大勢の観光客が写真を撮影していました。
一方で、ここは地元住民が行き来する生活道路。
観光客の路上駐車で、渋滞や事故を心配する声があがっていました。
そこで…
「午前9時過ぎです。クリスマスツリーの木近くの道路に警察が駐車禁止の標識を立てました」（古沢哲也記者）
地元の要望を受け、付近の町道約300メートルが駐車禁止区間に指定されました。
中国の旧正月、春節を含む2月21日までの約3週間です。
「（来る価値は）十分あると思う。でも駐車場があればいいかなと思います」（韓国からの観光客）
「美瑛町の観光マナーを守って気持ちよく観光していただき、地域住民の方の生活も守っていきたい」（美瑛町商工観光交流課 成瀬弘記さん）
美瑛町では2024年夏に、「セブンスターの木」周辺でも駐車規制を実施し、手ごたえを感じたと言います。
今回も渋滞の緩和に期待が高まりますが、ドライバーを残して車から降りる人も多く、マナーが問われる状況は続きそうです。
