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「夫が山に入り降りられなくなった」手稲山でバックカントリースキーヤーの40代男性会社員が遭難するも通報から5時間ほど経って自力で下山…北海道ではバックカントリーでの遭難が相次ぐ

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北海道警手稲署

北海道警手稲署

 2月2日、札幌市手稲区の手稲山でバックカントリースキーをしていた46歳の男性会社員の行方が分からなくなっていましたが、3日未明に自力で下山して救助されました。

 警察によりますとこの男性は2日午前10時頃、自宅を出て手稲山でバックカントリースキーをしていましたが、「手稲山で下山できない。山の下の方向がわからなくなった」との妻への電話を最後に行方が分からなくなっていました。

 電話を受けた男性の妻が午後8時17分に「夫が山に入り降りられなくなった」と警察に通報。通報を受けた警察本部の山岳捜査隊7名が男性を探していました。

 3日午前1時30分ごろになってこの男性が平和の滝駐車場付近に自力で下山。探していた捜査隊が発見して救助しました。男性に目立ったけがなどはなく、会話もできるということです。

 男性は手稲オリンピアの駐車場に車を止め、バックカントリースキーを楽しんでいましたが、方向が分からなくなり、別方向の平和の滝駐車場付近にたどり着いたということです。男性の携帯電話の電池は切れ、リュックやビバークの道具、本格的な食糧などは持っていませんでした。

 2日の北海道内ではバックカントリースキーヤ―の山岳遭難が相次ぎ、上川の清水町ペケレベツ岳では69歳の男性が雪崩に巻き込まれて両足を骨折したほか、手稲山ではアメリカ国籍の女性が、西区平和のスキー場ではアメリカ国籍の男性が、道に迷ったと通報があったのち、自力で下山しています。