〈独自〉【新たにノースサファリの無許可判明】クマやコブラなどの危険動物が一時“無許可”状態に…札幌市が『10回以上指導』_建物の撤去計画は提出 北海道
首輪をつけ園内を散歩するツキノワグマ。赤ちゃんのころは触れ合えますが、大きくなれば人に危害を及ぼす恐れもある危険な動物です。
【まとめ】“日本一危険な動物園”ノースサファリサッポロが撤去計画を提出…札幌市会見ポイント
北海道札幌市の「ノースサファリサッポロ」がこのような危険な動物を無許可で飼育していたとして、10回以上行政指導されていたことが新たに分かりました。
札幌市南区にある民間の動物園「ノースサファリサッポロ」。20年前から開発が制限される市街化調整区域に飼育小屋などを無許可で建て営業を続けていて、札幌市が建物を撤去する除却命令、事実上の閉園命令を検討しています。
今週にもと言われていた撤去計画は2月18日午後、札幌市に提出されました。
現在、飼育動物は150種類以上、500匹あまり。ライオンやトラなど危険で、法律上飼育に自治体の許可が必要な「特定動物」も飼育していますが、クマや毒のあるヘビなどを無許可の状態で飼育していたことがわかり、札幌市が10回以上行政指導していたのです。
主な指導した動物は、ツキノワグマは2012年に許可を得ていた生後6か月までというのを3か月超えて飼育。
毒のあるコブラやトカゲは5年間という許可期間を超え飼育。大型のヘビは5匹のはずが6匹いました。
いずれも札幌市の立ち入り調査で判明し、市が指導。園は許可を取り直したということです。
20年間、違法建築物の撤去に応じなかった「ノースサファリサッポロ」の動物をめぐる対応の不備も、改めて浮き彫りになりました。