【北海道の天気予報 25日(火)】春と冬がせめぎあう 札幌10℃予報のあとは強烈な寒の戻り…雪かきまだ必要!本当の春はもう少し先に
(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時30分現在
◆春の便り
函館市内の住宅地の南斜面では、春を告げる花“フクジュソウ(福寿草)”が咲いています。
2週間ほど前から咲きだし、地元の方によると、市内で最も早い場所ではないかとのことです。
一方、伊達市のゴルフ場では、融雪剤の散布が始まりました。
今冬は胆振地方で特に積雪が少なく、平年の半分程度です。
今年は3月15日(土)にオープン予定です。
◆予想降雪量(~あす朝)
今夜から風が強まり大気の状態が不安定です。
天売焼尻には暴風警報が発表されています。
日本海側では湿り雪が降り、ふぶくでしょう。
あす朝にかけての予想降雪量は
道北や後志地方で最大10センチです。
札幌市内は最大3センチですが、あす日中以降も雪が続くでしょう。
◆あす26日(水)の天気
冬型の気圧配置に戻り、日本海側では雪が降るでしょう。
風が強く、ふぶく所も多く、
留萌地方や石狩北部は、夕方にかえて猛吹雪のおそれがあります。
◆あす26日(水)の気温
前日より3~5℃前後低い所が多く、、
札幌の最高気温は2℃です。
道東は前日の暖気が残り、根室は6℃ですが、
風が強いため、体感温度は低いでしょう。
◆札幌の10日間予報 26日(水)~3月7日(金)
28日(金)は南風が吹き最高気温は10℃です。
4月中旬並みで、急速に雪解けが進でしょう。
今週は、雪割り作業をしておくと良さそうです。
ただ、来週は一転して、真冬並みの寒気が流れ込むため、
3月3日(月)は最高気温でもー2℃です。
まだ雪の降る日もあり、春と冬とが激しくせめぎあいそうです。
◆全道の週間予報 26日(水)~3月4日(火)
27日(木)は、道北を中心に雪が続くでしょう。
上川・留萌地方の降雪量は最大20センチです。
28日(金)は、全道的に季節外れの暖かさです。南西部は10℃以上の所もあるでしょう。
積雪が深い所では、なだれや落雪にご注意下さい。
週末は、少し気温が低くなりますが、それでもこの時期としては
寒さはゆるく、天気も穏やかでしょう。
週明け3日(月)は、強い寒気が流れ込み、真冬並みの寒さが戻りそうです。