【道路陥没】原因の特定と対策案を8月までにまとめたい意向―地盤工学などの専門家集まり検討委員会開催…3か月程度現地を調査 幅最大80センチ・深さ約2メートルの“穴”見つかるも原因不明 北海道札幌市
原因の特定と対策案をまとめたいとしました。札幌市清田区で道路が陥没した問題を受け、札幌市は3月7日に専門家を集めた検討委員会を初めて開きました。
「いまも陥没原因の特定にはいたっていない。しっかりと原因を調査した上で今後の対策につなげていきたい」(札幌市荻田葉一建設局長)
7日、札幌市内で開かれた「陥没対策検討委員会」。地盤工学に詳しい大学教授などが集まりました。
「清田区真栄の住宅街です。道路の真ん中、センターライン付近、50センチほどの大きな穴があいてしまっています」(八木隆太郎フィールドキャスター)
2月26日、札幌市清田区真栄3条2丁目の道道で見つかった、幅が最大で80センチ、深さ約2メートルの穴。その地下には最大で幅が2メートル、長さ11メートルほどの空洞があり、現場は通行止めとなりました。
札幌市は、またすぐに陥没する可能性は低く、市民生活への影響も踏まえ2日後の2月28日夕方に復旧作業を終え通行を再開。
今も現場の点検は続けられていますが、近くの水道管の水漏れや川への土砂の流出は確認されず、原因は分かっていません。
7日の初会合では、3人の委員に対し陥没の状況や掘削調査について説明されました。
今後、原因特定のため3か月ほどかけて現地を調査し、2025年8月以降には対策案をまとめたい意向です。