【ノースサファリ】動物たちの運命は?閉園発表するもライオンなど約500匹の受け入れ先確保は不透明…札幌市の秋元市長「市には正式な通知ない。事業者として責務を果たしてもらうのが筋。協議指導したい」
動物が安心して生きられる場所は見つかるのでしょうか。
3月10日、ホームページで突然9月末での閉園を発表した札幌市南区の民間動物園ノースサファリサッポロ。
焦点となっているのはライオンなどの大型動物を含む150種500匹あまりの動物です。
ほかの動物園による受け入れは難航が予想されています。
違法建築物の撤去を求めてきた札幌市。閉園は寝耳に水だったようです。
「市には正式な通知がありません。動物を飼育してきている事業者としての責務を果たしてもらうのが筋」(秋元克広 札幌市長)
園が開業して20年あまり。
開発が制限される市街化調整区域に無許可で建てられた飼育小屋などの建物は156棟にのぼります。
札幌市は3月中に動物の受け入れ先や移動のスケジュールを報告するよう求めています。
園はこれまで違法建築についての行政指導に応じておらず、2024年は、川の水を無許可で利用したうえ指導に反論するなどしていて、札幌市は園側の計画を慎重に見極めたい考えです。
「具体的な動物の移動について、いつ・どこへ・どのようにという内容がまったく知らされていないので現実的なのか判断できない。動物の移動の情報をいただきつつ引き続き協議、指導したい」(秋元市長)