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【コンサドーレ】「存在が大きくなりすぎた」石水創代表取締役社長が1999年からクラブに携わる三上大勝代表取締役GM退任を決断 ”チーム強化トップの変更” “組織のスリム化” 迎える”変革”のとき

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新経営体制発表会見に臨んだ石水創代表取締役社長(左)と退任が発表された三上大勝代表取締役GM(右)

新経営体制発表会見に臨んだ石水創代表取締役社長(左)と退任が発表された三上大勝代表取締役GM(右)

 北海道コンサドーレ札幌は3月25日(火)、大和ハウスプレミストドーム(札幌市豊平区)で新経営体制会見を行い、石水創代表取締役社長(42)と三上大勝代表取締役GM(53)が出席しました。


 石水社長は会見の冒頭で、1999年から26年にわたりクラブに携わる三上GMの4月25日(金)の株主総会をもっての退任を発表。

 この決断の理由について、「組織として、様々な意思決定をする中での『三上さんがいれば何とかしてくれる』という甘え」を挙げ、「これからコンサドーレが生まれ変わる、新しいことにチャレンジする中で、三上さんの存在が大きくなりすぎてしまった。私の意思で、今回この人事を決断しました」とJ1からJ2へ舞台を移し、歴史の分岐点に立つクラブの“変革”のひとつであることを強調しました。

 一方で石水社長は、今シーズン初の連勝を達成したものの、J1昇格というミッションを掲げながらJ2・15位という順位に甘んじるチームの現状によるものではないと、成績不振による退任は否定しました。

 “変革”はそれだけではありません。現在13名が名を連ねる取締役を含む組織のスリム化にも言及。2024年1月期まで6期連続赤字となっているクラブの経営面についても、改革を進めると話しました。

 また、「やはり26年間という長い間、三上さんにやっていただいたので」と、強化部長やGMを長年務めてきた三上GM退任によるチーム強化面への影響については認めたうえで、「三上さんの過去の経験や実績に頼っていた部分があり、クラブの資産として残りづらかったところもある」と話し、強化面でのガバナンスの充実とオープン化を推し進めていく方針を示しました。なお、クラブは当面GM職を置かず、竹林京介強化部長(49)がチーム強化部門のトップを担います。

 vs愛媛FCの試合前日に、選手・監督・スタッフへ伝えられた今回の三上GM退任。衝撃を受けながらも2-1で逆転勝利を収めたチームに、石水社長は「切り替えて、試合に勝ってくれた」と感謝を口にしました。

 2025年、変革のときを迎えた北海道コンサドーレ札幌は、新たなフェーズに突入します。


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