法令違反に揺れる「ノースサファリサッポロ」に北海道が補助金1400万円以上を交付 知事は「要件を満たしていた」が返還を求めることも検討…飼育動物の移動計画を提出も半数以上が未定
違法建築物の撤去や飼育動物の移動が問題となっている「ノースサファリサッポロ」。
【まとめ】“日本一危険な動物園”ノースサファリサッポロが撤去計画を提出…札幌市会見ポイント
その運営会社に、北海道が1400万円を超える補助金を交付していたことがわかりました。
数々の法令違反が発覚し問題となっている、札幌市南区の民間の動物園「ノースサファリサッポロ」。
北海道は運営会社の「サクセス観光」に補助金を交付していたことを明らかにしました。
2023年度までの4年間にコロナ禍に関する支援事業など9件、総額1417万円に上ります。
「補助金は交付決定時に不備がない状況で要件を満たしていたと考えている。今後の対応について検討している」(鈴木 直道 北海道知事)
最も金額が多かったのは「グランピング施設のドームテント整備費」で748万円。
そのほか、宿泊料金を割り引く「どうみん割」や「HOKKAIDO LOVE!割」の助成金に合わせて505万円。
除雪機の購入費に120万円などとなっています。
北海道は「ノースサファリサッポロ」の違法性について「把握しておらず、適正に審査した上での交付だった」と説明。
今後、補助金の返還を求めることも検討するとしています。
これまでに、札幌市も1962万円の補助金を交付したことが明らかになっています。
「法令順守、ルールに基づいて営業行為が行わなければならない。不適切な対応があったのであれば、是正すべきであり遺憾なことである」(鈴木知事)
「ノースサファリサッポロ」を巡っては飼育動物の移動が懸案となっていて、3月に計画書が札幌市に提出されました。
「210頭を移動済みであると報告。一方で札幌市が求めていた動物ごとの詳細な情報などは記載されていない。計画書としては不十分と認識している」(札幌市保健所 生活環境課 長野 彩子 課長)
計画書によると飼育動物640匹のうち、3月までに約3分の1にあたる210匹を移動させたとしています。
さらに95匹は2025年度の移動を予定していますが、半数以上の335匹については移動のめどが立っていません。
計画書には移動先や移動方法などの具体的な記載はなく、札幌市は実態を把握するため近く立ち入り調査を行う方針です。