「執行猶予の判決は甘かったのではないか」不正改造車から外れたタイヤが最愛の娘に直撃…事故から2年余りも意識が戻らない中で起きた“裏切り”父親が感じた怒りと呆れ、そして司法の判断への疑義〈北海道札幌市〉
■「神経が理解できない」被害者の父が悲痛な叫び
2023年11月、札幌市西区で起きた改造車のタイヤ脱落事故。
不正改造された車から走行中に前輪が外れ、直撃を受けた当時4歳の女の子はいまも意識が戻らないままでいる。
この車を不正に改造し運転していたのが自称・重機オペレーターの若本豊嗣容疑者だった。
女の子の父親は、裁判で若本容疑者に医療費などを計画的に支払うよう伝えていましたが、これまで支払われたのは「ごくわずか」だという。
癒えぬ傷に追い打ちをかけるように今月、父親の苦悩がより深まる事態が起きた。
■「もう運転しない」涙の誓いは嘘だったのか
若本容疑者が、無免許運転の疑いで再び逮捕されたのだ。
若本容疑者は2025年11月から約1か月間、運転免許がないまま複数回、札幌市内や小樽市内で軽トラックを運転した疑いが持たれている。
若本容疑者は2024年3月にあった事故の裁判で「免許を取る意思はなく、自分には運転する資格はない」と涙ながらに反省の弁を述べ、懲役3年・執行猶予5年の判決を受けていた。
■「非常に驚いているのと同時に呆れています」
今回の逮捕を受け、女の子の父親はこうコメントしている。
「非常に驚いているのと同時に呆れています。『もう運転しない』と言っていた裁判から1年も経っていないにもかかわらず、再び運転してしまう神経が理解できません」
■「執行猶予の判決は甘かった」繰り返される裏切りに
若本容疑者は調べに対し「仕事のためだった。悪いことなのも分かっていて運転しました」と容疑を認めている。
事件を受けて、女の子の父親は司法の判断に疑義を唱えた上で、こう語る。
「現状を踏まえると、やはり執行猶予の判決は甘かったのではないかと感じます。司法や行政を軽視する人間に対して、然るべき対応・処罰がなされることを祈っています」

















