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「家族が帰ってこないが救急車に乗ったかも」不適切な119番通報相次ぐ…札幌市の救急出動は過去最多ペース 搬送の半数は軽症

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 札幌市内の救急出動が過去最多だった2022年を大きく上回るペースとなっていて、消防は不要不急の119番を控えるよう呼びかけています。

 札幌市における2022年の救急出動は約11万6000件、搬送者は約9万2000人と、過去最多となりました。

 

4~5分間に一回の頻度で救急車が出動している札幌市

4~5分間に一回の頻度で救急車が出動している札幌市

2023年も8月末までに約7万8000件の出動があり、2022年を大きく上回るペースとなっています。

 2022年の場合、搬送者の半数は軽症で、本当に必要な出動要請に迅速に対応できなくなるケースも発生しています。

不適切な119番通報が増加(資料:札幌市消防本部 司令センター)

不適切な119番通報が増加(資料:札幌市消防本部 司令センター)

 また、「家族が帰ってこないが救急車で運ばれたか知りたい」、「サイレンが聞こえたが、何かあったのか」、「薬が切れてしまった」などといった不適切な119番通報も増えています。

 消防は救急車を呼ぶか迷ったら、まずは24時間看護師が対応する「救急安心センターさっぽろ」(♯7119)に電話相談してほしいと呼びかけています。