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当別町に激震! 北海道医療大が北広島市に移転検討で...「今までと同じように共生していきたい」町長は残留求める

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 町に衝撃が走りました。

 当別町の北海道医療大学が北広島市のボールパークに移転を検討していることを受け、町に不安が広がっています。

 24日、北広島市のボールパークで行われたマラソン大会。

 多くの市民が参加しました。

 開業以来野球以外にも様々なイベントが開催されているファイターズのボールパーク。

 北海道医療大学の移転検討について市民はどう受け止めているのでしょうか。

 「学生が増えると盛り上がるのかなと思いました」(北広島市民)

 「色々な世代が住むにぎわう町になるのは興味深い」(北広島市民)

 「色々な施設ができているので学校ができると環境的に良くなる気がする」(北広島市民)

 球場を核に開発が進む中、大学の誘致も目指していたボールパーク。

 北海道医療大学は、薬学部や歯学部、看護福祉学部をもつ医療系大学で学生は約3500人。

移転を検討している北海道医療大学

移転を検討している北海道医療大学

 当別町と札幌市北区あいの里にキャンパスがありますが、大部分の移転を検討しています。

 移転は新駅の開業に合わせ2028年度を目指しています。

 移転の理由は少子化にともなう学生数の減少などがあり、より交通の便が良い北広島市に移ることで学生を確保したいと考えています。

 「交通の便が良くなると思う」(学生)

 「遊ぶところが増えそうで楽しそう」(学生)

 一方の当別町。

 関係者によりますと、当別町長には先週大学から説明があり、町長は残留を求めたということです。

 「今まで50年以上、大学と共生してきた歴史がある。大学がないことが考えられない。大学と今までと同じように共生していきたい」(当別町 後藤 正洋 町長)

当別町長「大学がないことが考えられない」

当別町長「大学がないことが考えられない」

 当別町の人口は、1万5000人ほど。

 現在、町には学生が900人ほど住んでいて、いなくなれば大きな痛手です。

 「学生がいなくなると寂しくなります。アパートも結構学生が住んでいるんでしょうし活気があると思っていた」(町民)

 「私も医療大の歯医者に行っている。困っちゃうね。変えなきゃならない」(町民)

 創業60年以上の蕎麦屋です。

 味噌カツとそばのセットが人気の老舗。

 医療大の学生もアルバイトしていて大学には残ってほしいと考えています。

 「大変なことですね。お客さんとしてもだいぶお世話になってるので。北広島に移るということは建物すべて建て直さないといけない。そのお金を当別のキャンパスに使って魅力ある大学にできないですかね」(ぎん平 堀川 信清 さん)

 大学は27日に理事会を開き移転の方針を固める見通しで、町は26日に大学に詳しい説明を求め、改めて残留を要望する予定です。


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