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「北見中央病院」コロナ禍による"経営不振"で外来受入停止…医療法人「治恵会」が自己破産申請へ 負債総額約4億5000万円

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北見中央病院

北見中央病院

 北海道北見市で「北見中央病院」を運営する医療法人が、新型コロナの影響による経営悪化などを理由に、自己破産の申請手続きを進める方針であることが明らかとなりました。

入口には張り紙が…

入口には張り紙が…

 55年の歴史がある「北見中央病院」は一般病床数40床、外科・整形外科・内科・消化器内科・乳腺外科・神経内科・リハビリテーション科の7つの診療科がある、北見市内では中堅規模の一般病院です。

外来受け入れ停止を伝える張り紙

外来受け入れ停止を伝える張り紙

 既に9月30日には外来患者の受け入れを停止するとともに、入院患者の転院手続きを進めていて、完了次第、釧路地裁北見支部へ破産手続き開始の申し立てを行う方針です。

入院患者の転院が終了次第、破産手続き開始の申し立てへ

入院患者の転院が終了次第、破産手続き開始の申し立てへ

 帝国データバンクによりますと、新型コロナの影響により外来患者が減少したほか、常勤医師の不足により、外来対応や病床稼働が伸び悩み、2022年8月期には年収入高がコロナ前の6割減となる2億5400万円にとどまりました。

 業績悪化はその後も続き、負債は2022年8月期で約4億5000万円に上っています。