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100匹以上のイヌや牛を”劣悪な環境”で飼育…虐待だとして「どうぶつ弁護団」が警察に刑事告発…北海道佐呂間町の牧場で【多頭飼育崩壊】

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牛舎内の様子(提供:どうぶつ基金)

牛舎内の様子(提供:どうぶつ基金)

 北海道佐呂間町の牧場で100匹以上のイヌと乳牛が劣悪な環境で飼育されていたとして、NPO法人どうぶつ弁護団が牧場の経営者を動物愛護法違反で警察に刑事告発し、受理されました。

 どうぶつ弁護団や公益財団法人どうぶつ基金によりますと、佐呂間町の牧場の経営者は2023年2月、牛舎で飼っていた100匹以上のイヌに対し、エサを十分に与えず骨が浮き上がるほど衰弱させたほか、病気にかかったイヌに適切な治療を行わず、牛やイヌのふん尿が堆積した劣悪な環境で飼育していました。

佐呂間町も「多頭飼育崩壊」と判断(提供:どうぶつ基金)

佐呂間町も「多頭飼育崩壊」と判断(提供:どうぶつ基金)

 どうぶつ弁護団は、イヌを虐待したとして経営者の男性を動物愛護法違反で道警に刑事告発し、12月11日付で受理されたということです。

 どうぶつ弁護団は「長時間にわたり劣悪な飼育環境で多くの牛やイヌを苦しめ、死に至らしめながらも、そのような自覚が極めて乏しい。捜査機関に適切な捜査及び刑事責任の追及を求め、社会に周知することで、将来の多頭飼育問題の発生を抑止することにつながることを期待する」とコメントしています。

支援団体が救済(提供:どうぶつ基金)

支援団体が救済(提供:どうぶつ基金)

 この多頭飼育崩壊を巡っては、6月にどうぶつ基金などの支援団体が、イヌを救出・保護し、不妊去勢手術をしていました。


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