「早くしろ!この野郎!」暴言や脅迫などの“カスハラ”土下座要求や海外観光客とのトラブルも 働き手を守るための取り組みとは
最近耳にすることが増えてきたカスタマーハラスメント。顧客から従業員への暴言や迷惑行為のことです。
働く人を守ろうと、新たな取り組みも始まっています。カスハラについて、マチで聞いてみると。
「予約を受け付けるところなので、うまくできないお客さんだとイライラして口調が荒くなって『早くしろよこの野郎』と言われるのは多々ある」(コールセンターで「カスハラ」経験)
「『なんでこんなこと早くできないの』って小学生に言われた。年齢問わず、攻撃性のある言葉は誰に言われてもきつい」(観光施設で「カスハラ」経験)
タクシーはその密室性ゆえに、被害にあうことも多いといいます。
「ファイターズの試合が負けて(乗客男性が)怒っていた。「ここ曲がるんですか」と聞いたらそうだよと言われて、曲がったら「ここ違う!」といきなり蹴飛ばされた」(タクシー運転手)
対策はどうしているのか聞いてみると。
「『これありますよ』っていうのが1番効く。社内専用のドライブレコーダー。必ずつけなきゃだめだと思うよ、タクシーの運転手は」(タクシーの運転手)
冬の観光シーズンを迎え、世界から観光客が来る北海道。宿泊施設ではこんなことも。
「海外だとサプライズが当たり前の文化。結婚記念日で宿泊しているお客さんから『安くしてほしい』という要望だった。断ってもフロントに1時間ぐらい『サービスしてもらえないか』と言い続けていた」(宿泊施設で「カスハラ」経験)