高校や住宅街でヒグマ徘徊中の北海道名寄市 "ウロウロ"するクマの姿を撮影… 体長1メートルほどの子グマとみられ近くに親グマいる可能性も 警察やハンターが警戒続ける

北海道名寄市の住宅街付近で、4月18日から19日にかけてクマの目撃が相次いでいます。住民の不安が広がる中警察などが警戒を続けています。

現れたクマ（撮影：視聴者）

「頭あっち向いてる？下を向いているんじゃないか？あ～クマだね」（目撃した人）

「30分ほど前に、あちらの車が止まっているあたりにクマが発見されました。きょう初めての目撃です」（古沢哲也 記者）

茂みの中を徘徊するクマ。

19日午後2時20分ごろ、名寄市緑丘の住宅街の近くで体長約1メートルのクマが目撃されました。

現れたクマ（撮影：視聴者）

「じっとしていて頭を下げて何食べるものを探していたのではないか・ゆっくり動いて林の方に向かっていった」（目撃した人）

名寄市内では18日からから19日にかけてクマが相次いで出没をしています。

警察などによりますと、目撃されたクマは体長1メートルから2メートルほどで、住宅街や高校の近くでの出没に住民からは不安の声が上がっていました。

「困ったなと思いました犬の散歩に行けなくなるので」（付近住民は）

クマの目撃現場

「雪解けしてやっと外に遊びに行けるようになったからと思ってまさかクマが出るなんて」（付近住民は）

名寄市は、同一個体とみられるクマが住宅街付近に出没を繰り返しているとみて、19日午後に箱ワナを設置しました。

また目撃されたクマは子グマの可能性があり、近くに親グマがいるおそれもあるとして、警戒を続けています。