10時間超の“飲酒”の末…酒の席で会った女性に路上で”暴行” 北海道警の警察官を逮捕 泥酔で調べにも答えられず

　一緒に酒を飲んでいた女性の衣類をつかみ、壁に押し付ける暴行を加えた北海道警の警察官が逮捕されました。

　暴行の現行犯で逮捕されたのは、北海道警小樽署警備課の巡査部長・渋谷徹容疑者(24)です。

　渋谷容疑者は11月19日午前11時30分ごろ、札幌市中央区南８条西１丁目の路上で、20代の女性の衣類をつかみ、壁に体を押し付ける暴行を加えたとして、駆け付けた警察官に現行犯逮捕されました。

　北海道警によりますと、２人は18日午後10時ごろ、札幌・ススキノで知人らを交えた飲酒の席で会ったのが初対面で、翌19日午前10時頃まで飲食店で酒を飲んでいました。

　その後女性が徒歩で帰宅しようとしたところ、渋谷容疑者が後を付けて「いいじゃん、いいじゃん」などと声をかけながら、女性が着ていたパーカーをつかむ行為をしていたということです。

　女性は知人男性に電話で助けを求め、知人男性が駆け付けますが、渋谷容疑者が女性のパーカーのフードをつかんで道路沿いの壁に押し付ける暴行を加えたところを目撃。

　男性が止めに入ったところで、女性が「知人男性と男が口論になっている」などと110番通報し、事件が発覚しました。

　警察官が渋谷容疑者に話を聴こうとしますが、支離滅裂なことを話していたということです。

　渋谷容疑者は18日・19日ともに非番で、女性と会う前の18日午後８時ごろから同級生らとすでに酒を飲んでいました。

　渋谷容疑者は逮捕後の警察の調べに泥酔して答えられる状況ではないということです。

　北海道警は「職員が逮捕されたことは言語道断であり、被害者及び関係者の方々に深くお詫び申し上げます。今後の捜査結果を踏まえ厳正に対処いたします。」とコメントしています。