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一歩間違えば大惨事…貨物機着陸寸前に"工事車両"が誤って管制官の許可なく滑走路を横切る_国の運輸安全委員会「重大インシデント」として現地調査へ 新千歳空港

事件・事故 社会

新千歳空港に夜間着陸する航空機(資料)

 11月28日午前0時ごろ、北海道の新千歳空港で、成田発新千歳行きの航空会社「スプリング・ジャパン」の貨物機が着陸しようとした際、滑走路に工事車両が誤って進入するトラブルがあったことがわかりました。

 国土交通省航空局によりますと、貨物機は管制官から着陸の許可を得て、新千歳空港に降りようとしたところ、滑走路を工事車両が東から西に横切りました。

 貨物機の機長が車両のライトが光っているのを見つけ、管制官に連絡。車両が滑走路をいなくなるのが確認できたため、貨物機はそのまま着陸しました。

 乗っていた機長らパイロット2人と、車両の運転手1人にけがなどはありませんでした。

 工事車両は北海道エアポートが発注した工事業者の車両で、当時、誘導路の工事に向かっていて、管制官の許可なく滑走路に進入したということです。

 国の運輸安全委員会は、大きな事故につながりかねない「重大インシデント」に該当するとして、30日、航空事故調査官2人を現場に派遣し、状況を調査するとしています。