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北海道南部の函館湾で"赤潮" 漁業被害の報告なし…脳裏よぎる『2021年のウニ大量死』関係者から不安の声

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赤潮が確認された函館湾(6月12日、北海道北斗市谷好町)

赤潮が確認された函館湾(6月12日、北海道北斗市谷好町)

 北海道南部の函館湾で6月12日、赤潮が発生しました。漁業被害の報告はありませんが、関係者からは不安の声があがっています。

 上磯郡漁協から「海水の色が普通とは違う色だ」と渡島振興局に連絡があり、函館湾谷好沖(北斗市谷好町)で赤潮が確認されました。

 漁業関係者が海水を採取。北海道立総合研究機構函館水産試験場にサンプルを渡し調べたところ、赤潮を引き起こすプランクトン「ヘテロシグマ・アカシオ」でした。

 北海道によりますと、「ヘテロシグマ・アカシオ」は、2021年ウニなどが大量死した北海道東部で発生し、毒性のある「カレニアセリフォルミス」とは別の種。毒はありませんが、養殖魚などにへい死を引き起こす場合があります。

 2022年9月に函館市や北斗市の港で赤潮が発生していて、漁業関係者は「今は養殖カキや養殖昆布などが獲れる時期。またかという感じ」と不安の声があがっています。


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